現金化できる?BIGLOBEモバイルのキャリア決済事情について徹底解説

インターネットプロバイダの大手であるビックローブ株式会社が運営する「 BIGLOBEモバイル」。

契約できる回線はau、ドコモから選択することができます。

そんなBIGLOBEモバイルですが、次のような疑問を思い浮かべませんか?

「au回線、ドコモ回線で契約できるならキャリア決済だって利用できるんじゃないの?」

携帯電話の契約事情にあまり詳しくない人なら、このような認識を持ってしまう気持ちは十分理解できます。

そこで今回は、BIGLOBEモバイルのキャリア決済事情について徹底解説。

他にも「BIGLOBEモバイルから携帯キャリア決済現金化を利用できるのか?」、この点についても触れていきますのでぜひ最後までご覧ください。

BIGLOBEモバイルはキャリア決済非対応

まず結論からお伝えするとBIGLOBEモバイルはキャリア決済に対応していません。

その証拠にこちらをご覧ください。

BIGLOBEモバイル問い合わせ履歴

こちらの画像はBIGLOBEモバイルに問い合わせたときの内容です。

オペレーターから「キャリア決済は利用できません。」と指摘を受けていますよね?

いくら契約時にau回線やドコモ回線を選択できたとしても、それはあくまでBIGLOBEがauやドコモから回線を借りているだけ。

BIGLOBEモバイルと契約してもauやドコモが独自に提供しているサービス(キャリア決済含む)を受けられるわけではないんです。

「回線がau、ドコモだからauかんたん決済、d払い、ドコモ払いを利用できる!」

このような考えは間違っているので気をつけてください。

携帯キャリア決済現金化は利用できない

さきほどBIGLOBEモバイルはキャリア決済に対応していないとお伝えしましたが、キャリア決済に対応していないということは、もちろん携帯キャリア決済現金化も利用できません。

携帯キャリア決済現金化とは、毎月の携帯電話料金と合算して支払える「携帯合算払い」を現金化することをいいます。

要はキャリア決済の支払い方法で携帯合算払いを選択するということですね。

ですがBIGLOBEモバイルはキャリア決済そのものに対応していないので現金化することができないんです。

もう一度お伝えしますが、いくら回線がau、ドコモだからといってもau、ドコモが提供する独自のサービスを受けられるわけではないのでこの点はしっかり覚えておきましょう。

BIGLOBEモバイルの概要

BIGLOBEモバイルはキャリア決済非対応だとお伝えしましたが、そもそもBIGLOBEモバイルとは一体どのような仕組みになっているのでしょうか?

ここからはBIGLOBEモバイルの料金体系やオプションを詳しく知るために下記にてその全容を解説していきます。

BIGLOBEモバイルの料金体系

BIGLOBEモバイルには「音声通話SIM(電話+データ通信)」「データSIM(データ通信のみ)」という2つのプランが用意されています。

音声通話SIMの料金体系は以下の通り。

音声通話SIMの料金体系

データSIMの料金体系は以下の通り。

データSIMの料金体系

また通話料は以下のように設定されています。

国内通話料22円/30秒
海外通話料国や地域によって異なる

一方、「BIGLOBEでんわ」アプリを使用した通話料は以下の通りです。

国内通話料9.9円/30秒
海外通話料20円/30秒

最後にSMS送信料は以下の通りです。

国内宛て3.3円〜33円/回
海外宛て100〜1,000円/回50〜500円/回

BIGLOBEモバイルのオプション

BIGLOBEモバイルには「選べる通話オプション」、「エンタメフリーオプション」、「BIGLOBE Wi-Fi」という3つのオプションが用意されています。

では各オプションの詳細について詳しく見ていきましょう。

選べる通話オプション

「選べる通話オプション」とは、「BIGLOBEでんわアプリ」を利用した通話が一定時間定額で利用できるオプションです。

特徴を挙げるなら用途に合わせて「かけ放題」、「通話パック」から通話オプションを選べる他に、音声通話SIMを利用している人なら誰でも申し込める2点。

かけ放題の場合は「660円の3分かけ放題」、「913円の10分かけ放題」、通話パックの場合は「660円の通話パック60」、「913円の通話パック90」が用意されています。

エンタメフリーオプション

「エンタメフリーオプション」とは、定額料金でYouTubeやABEMAなどの対象動画、音楽系アプリのデータ通信量がカウントされないオプションです。

通信速度制限中でも対象サービスなら速度制限されることはなく、いつでもサクサク利用できるといったメリットがあります。

ただしエンタメフリーオプションは音声通話SIMとデータSIMで月額料金が異なるため注意してください。

音声通話SIM308円(初回最大6カ月無料)
データSIM1,078円

BIGLOBE Wi-Fi

「BIGLOBE Wi-Fi」とは、全国10万スポット以上あるアクセスポイントを利用できるオプションです。

カフェやファーストフード店、鉄道主要駅や空港、商業施設などで高セキュリティのEAP-TTLS方式に対応したWi-Fiなどが利用できます。

1ライセンスにつき端末1台、最大10ライセンスまで申し込むことが可能。

月額料金は275円となっており、1ライセンス目は初月無料で利用できます。

また、6GB・12GB・20GB・30GBプランを利用している場合、1ライセンス無料となっているのでよりお得です。

BIGLOBEモバイルのメリット・デメリット

上記項目ではBIGLOBEモバイルの料金体系やオプションについて解説してきました。

では次にBIGLOBEモバイルのメリット・デメリットを見ていきましょう。

BIGLOBEモバイルのメリット

BIGLOBEモバイルには以下のようなメリットがあります。

  • 親会社がKDDIという安心感
  • 大手携帯3社より毎月の携帯電話料金が安い
  • 契約する回線をau・ドコモから選べる
  • 割引オプション・キャンペーンが多い
  • エンタメフリーオプションが超便利

それぞれ詳しく解説していきます。

親会社がKDDIという安心感がある

BIGLOBEモバイルの親会社は「KDDI」なので大手企業特有の安心感があります。

そもそもKDDIとは3大キャリアの一つであるau、固定電話事業やISP事業などを展開していることで有名。

KDDI請求での口座振替支払いが利用できるといった付属メリットも存在しますね。

大手携帯3社より毎月の携帯電話料金が安い

BIGLOBEモバイル最大のメリットは「毎月かかる携帯電話料金の安さ」です。

音声通話SIMでは770円から、データSIMでは990円から利用することができるんですよ。

この圧倒的な料金の安さこそBIGLOBEモバイル最大のメリットとなっており、大手携帯3社と比べると年間6万円ほど節約することができます。

契約する回線をau・ドコモから選べる

BIGLOBEモバイルでは「au回線:タイプA」「ドコモ回線:タイプD」から契約する回線を選ぶことができます。

どちらの回線もカバーエリアが広いのが特徴ですが、地域によって繋がりやすさに差が生じるため、電波の繋がりやすさや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

割引オプション・キャンペーンが多い

もともと安いBIGLOBEモバイルの料金ですが、年間通してさらにお得になる割引オプションやキャンペーンが豊富に用意されています。

格安SIMの中でもトップクラスに豪華となっているので契約時にはぜひチェックしてみてください。

エンタメフリーオプションが超便利

エンタメフリーオプションを追加すると、以下のようなサービスが使い放題になるので非常に便利です。

YouTubeGoogle Play MusicApple Music
Abema TVSpotifyAWA
Amazon MusicU-NEXTradio.jp

BIGLOBEモバイルのデメリット

さきほどはBIGLOBEモバイルのメリットについて紹介しましたが、もちろんデメリットだって存在します。

その中でも特に注目すべきデメリットは次の通り。

  • 回線の混雑具合によって通信速度が遅くなる
  • 店舗対応NG!サポートはすべてオンライン
  • キャリア決済が使えない
  • 解約手続きは電話でしか対応してもらえない

それでは詳しく見ていきましょう。

回線の混雑具合によって通信速度が遅くなる

BIGLOBEモバイルだけに限ったことではありませんが、回線の混雑具合によって通信速度が遅くなることがあります。

お昼や夕方など多くの人がデータ通信を利用する時間帯になると、通信速度が著しく低下してしまうケースがあるので注意してください。

店舗対応NG!サポートはすべてオンライン

大手携帯3社にはそれぞれドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップといった実店舗があるため、トラブルが起きた際に利用する人も多いことでしょう。

しかしBIGLOBEモバイルには実店舗が存在しません。

サポートはすべてオンライン限定になるので、スマホ初心者にとってはトラブル時の問い合わせに苦労してしまうデメリットがあります。

キャリア決済が使えない

BIGLOBEモバイルはキャリア決済に対応していません。

auかんたん決済、d払い、ドコモ払いといった決済方法は一切使えないので注意してください。

解約手続きは電話でしか対応してもらえない

BIGLOBEモバイルを解約したい場合、電話でしか手続きできないので注意してください。

解約手続きをおこなうためのカスタマーサポートは年中無休で営業しているものの、対応時間は9時から18時までとなっているため、余裕を持った手続きが必須です。

利便性を考えると大手携帯3社の方が便利

通信速度や決済関係などの利便性を考えると、大手携帯3社の方が間違いなく便利です。

しかし毎月の携帯電話料金を節約したい場合、キャンペーンが豊富にあるBIGLOBEモバイルがお得に利用できるためオススメです。

利便性を取るか料金の安さを取るか、この点は人それぞれ考え方が違うところですが、メインで使う携帯電話を大手携帯3社にし、予備としてBIGLOBEモバイル含む格安スマホを使うといった選択肢もありますね。

BIGLOBEモバイルには「エンタメフリーオプション」があるので、2台持ちのスマホにするなら非常に優秀。

今現在、大手携帯3社と契約するか格安スマホを契約するかで悩んでいる人は、毎月の携帯電話料金だけでなく、オプションやサービス面を考慮しながら決めると後になって後悔することがなくなりますよ。

最後に

如何でしたでしょうか?

今回は「BIGLOBEモバイルのキャリア決済事情」、また「BIGLOBEモバイルから携帯キャリア決済現金化を利用できるのか?」について詳しく解説してきました。

結論としては

  • BIGLOBEモバイルはキャリア決済に対応していない
  • BIGLOBEモバイルから携帯キャリア決済現金化は利用できない

になります。

いくらau回線、ドコモ回線で契約できるといってもBIGLOBEモバイルはBIGLOBEモバイル。

au、ドコモのサービスを利用できるわけではないんです。

そのため携帯キャリア決済現金化を利用したいなら、間違いなく大手携帯3社と契約するべきでしょう。

ただし単純な普段使いで毎月の携帯電話料金を節約したいだけならBIGLOBEモバイルでも問題ありません。

決済関係を含むサービス面、通信速度の安定性は大手携帯3社に適わないものの、携帯電話料金の安さだけならBIGLOBEモバイルが上ですからね。

今現在、BIGLOBEモバイルを契約するか悩んでいる人は、「何を目的に携帯電話を契約するのか?」をしっかり考慮した上で契約する携帯電話会社を選びましょう。


クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。