徹底解説!ビックカメラ格安SIM「BIC SIM」の携帯キャリア決済現金化事情

家電量販店として有名なビックカメラグループ。

そのビックカメラグループが提供する格安SIM「BIC SIM」で携帯キャリア決済現金化を利用できるのか気になりますよね?

そこで今回の記事では、BIC SIMの携帯キャリア決済現金化事情について徹底解説。

本記事をご覧いただければ、BIC SIMの携帯キャリア決済現金化に関するすべてがお分かりいただけますよ。

また、BIC SIMの概要やメリット・デメリットについても触れていますので、BIC SIMとの契約を考えている人もぜひ本記事を参考にしてください。

それではさっそく見ていきましょう。

現金化できる?BIC SIMの携帯キャリア決済現金化事情

まず本記事の最重要ポイントからお伝えしますが、BIC SIMでは携帯キャリア決済現金化を利用できません。

そもそもBIC SIMはキャリア決済に対応していないんですよね。

回線の種類こそ「ドコモ」、「au」から選べますが、それはあくまで回線のみ。

ドコモ、auと同等のサービスを受けられるわけではないんです。

BIC SIMはあくまでドコモ、auからネットワーク設備を借りているだけであり、サービス自体はBIC SIMが独自に提供しています。

「ドコモ回線を選べるならサービスもドコモと同じになるの?」

「au回線を使えるならauかんたん決済だって使えるんじゃない?」

格安SIM初心者にありがちな間違いですが、キャリア決済は各携帯キャリアが独自に提供している決済サービス。

いくら契約回線でドコモ、auを選べたとしても、キャリア決済が使えるようになるということではありません。

スマホを契約する目的として携帯キャリア決済現金化を重要視するなら、BIC SIMではなく大手携帯キャリアと契約してください。

ビックカメラが提供する格安SIM「BIC SIM」の概要

BIC SIMの携帯キャリア決済現金化事情について把握できたところで、次にBIC SIMの概要について見ていきましょう。

そもそもBIC SIMは格安SIMのひとつ「IIJmio」のSIMカードを使用しているサービス。

通信品質やサービス内容もIIJmioと大差ないため、数ある格安SIMの中でも比較的契約しやすい部類に入ります。

補足説明

IIJmioとは株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安SIMのひとつ。2012年2月からサービスを開始した格安SIM業界の老舗。オリコン顧客満足度ランキングでも1位を取るほど評価されているんですよ。

BIC SIMの料金体系

BIC SIMは8種類の中からご自身の用途に合うプランが選べる「ギガプラン」を用意しています。

詳細はこちら:BIC SIMの選べる料金プラン「ギガプラン」

スマホをほとんど使わない人なら2ギガプラン、データ容量を大量に使う人は55ギガプランなど、目的に合わせてさまざまなプランを選択できます。

回線はドコモ回線とau回線の2種類から選択可能。

また、BIC SIMのギガプランはすべてeSIMに対応しており、eSIM対応端末をお使いの人なら最短即日で開通できるのもポイントです。

補足説明

eSIMとは「Embedded SIM」の略称でスマホ本体に組み込まれたSIMカードのことです。eSIMに対応するスマホは物理的なSIMカードを使わずに料金プランを設定できるため、契約時にSIMカードの受け取りや脱着をする手間が省けます。

その他にもBIC SIMは以下3つの通話定額オプションを提供しています。

通話定額5分+500円/月
通話定額10分+700円/月
通話定額かけ放題+1,400円/月

大手携帯キャリアと同等の通話定額オプションを選べるため、メイン使用の格安SIMとしても優秀です。

BIC SIMの支払い方法

BIC SIMの支払い方法はクレジットカード払いのみ。

口座振替や請求書払いは利用できません。

またBIC SIMの支払いに利用できるクレジットカードは「本人名義限定」となっており、BIC SIMの登録名義と一致している必要があります。

デビットカードやプリペイドカードは利用できないので注意してください。

注目すべきポイントは6つ!BIC SIMのメリットを紹介

ここからはBIC SIMのメリットを6つ紹介していきます。

  • 料金プランが格安SIMの中でも低価格に設定されている
  • eSIM・デュアルeSIMに対応している
  • 買い物で貯めたビックポイントを利用できる
  • キャンペーンを活用すればよりお得に契約できる
  • 実店舗契約可能!全国のビックカメラグループで安心サポート
  • 「ギガぞう BIC SIM専用プラン」を無料で使える

各項目ごとに詳しく見ていきましょう。

料金プランが格安SIMの中でも低価格に設定されている

  • BIC SIM
    2ギガ:850円
    5ギガ:950円
    10ギガ:1,400円
    15ギガ:1,800円
    25ギガ:2,000円
    35ギガ:2,400円
    45ギガ:3,300円
    55ギガ:3,900円
  • mineo
    1ギガ:1,298円
    5ギガ:1,518円
    10ギガ:1,958円
    20ギガ:2,178円
    50ギガ:2,948円
  • ワイモバイル
    4ギガ:2,365円
    30ギガ:4,015円
    35ギガ:5,115円
  • UQモバイル
    1~15ギガ:3,465円
    4ギガ:2,365円
    30ギガ:3,278円
  • NUROモバイル
    3ギガ:792円
    5ギガ:990円
    10ギガ:1,485円
    15ギガ:1,790円
    35ギガ:2,699円
    55ギガ:3,980円
  • イオンモバイル
    1ギガ:858円
    2ギガ:968円
    5ギガ:1,298円
    10ギガ:1,848円
    20ギガ:1,958円
    30ギガ:2,508円
比較表(音声通話SIMの料金)からも分かる通り、BIC SIMの料金プランは他の格安SIMよりも比較的低価格に設定されています。

毎月のスマホ料金を節約したいと考えるなら、BIC SIMは検討する余地のある格安SIMだといえますね。

eSIM・デュアルeSIMに対応している

BIC SIMは「eSIM」に対応しているため、端末側がeSIMに対応していればSIMカードを挿し替える必要がなく、早ければ契約当日から回線を使用できます。

またeSIMと物理SIMカードを併用する「デュアルSIM」、eSIMとeSIMを併用する「デュアルeSIM」に対応しているのもポイント。

デュアルSIM・デュアルeSIMを活用すれば、仕事用とプライベート用の電話番号を1台のスマホで使い分けることができるんです。

わざわざスマホを2台持ちする必要なんてありません。

他にもBIC SIMはデータ通信専用のeSIMを月額440円から提供しているため、サブ回線としても利用しやすいです。

買い物で貯めたビックポイントを利用できる

ビックカメラグループで買い物した際に貯まる「ビックポイント」ですが、「1ポイント=1円」でBIC SIMの支払いに充当できるのもメリットに挙げられます。

ビックカメラやコジマ、ソフマップで買い物する機会の多い人にとっては嬉しい恩恵。

月額料金をすべてポイントで支払うことも可能ですからね。

買い物と併用してお得にスマホを所有できる。

BIC SIMはビックカメラグループ愛用者にとって非常に魅力的なスマホだといえます。

キャンペーンを活用すればよりお得に契約できる

BIC SIMは数多くのキャンペーンを開催しており、開催中のキャンペーンを活用することでよりお得に契約できます。

詳細はこちら:BIC SIM 開催中のキャンペーン

月額料金が6カ月間500円割引されるキャンペーン、店頭で申し込むとビックポイントやSIMフリースマホの割引が受けられるキャンペーンなど、さまざまな種類のキャンペーンが用意されています。

BIC SIMの契約を検討しているならキャンペーンは是非とも活用しましょう。

実店舗契約可能!全国のビックカメラグループで安心サポート

BIC SIMは、オンライン契約の他にビックカメラやコジマ、ソフマップの実店舗で契約することができます。

多くの格安SIMがオンライン契約のみとなっている中、実店舗で契約できるのはBIC SIM独自の強み。

格安SIM初心者の人でも安心して契約できます。

「ギガぞう BIC SIM専用プラン」を無料で使える

BIC SIMを契約すると、全国10万か所以上で展開する公衆無線LANサービス「ギガぞう」無料で利用できます。

補足説明

「ギガぞう」とはカフェやレストラン、居酒屋、小売店などでWi-Fiスポットを提供しているサービス。月額200円から利用できます。VPN保護機能を搭載しており、フリーWiFiよりもセキュリティ対策が充実している点が特徴として挙げられます。

ギガぞうは本来月額200円のサービスですが、BIC SIMを契約することで無料になります。

ギガぞうが使える場所ならデータ容量を消費することなくインターネット接続できるため、月額料金の節約に繋がります。

必ず把握すべきBIC SIMのデメリット5選

さきほどの項目ではBIC SIMのメリットについて解説してきましたが、もちろんデメリットも存在します。

注目すべきデメリットは次の5つ。

  • 契約時に手数料が発生する
  • 接続する時間帯によって通信速度が遅くなる
  • キャリア決済が利用できない
  • キャリアメールが用意されていない
  • プラン変更・解約手続きはネットからしかできない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

契約時に手数料が発生する

BIC SIMは契約時に手数料3,300円が発生します。

もちろん他の格安SIMでも同じケースがありますが、大手携帯キャリアのサブブランド「ahamo」や「povo」、「LINEMO」なら手数料は発生しません。

BIC SIMを契約することで毎月の携帯電話料金を安く抑えられるのは事実です。

ですが初期費用(手数料)を負担する必要があることは忘れないでください。

接続する時間帯によって通信速度が遅くなる

BIC SIMは回線の混雑状況次第で通信速度が大幅に低下する傾向にあります。

下記表をご覧ください。

時間帯平均通信速度
5時~8時59分3.98Mbps
12時~12時59分15.04Mbps
16時~18時59分3.52Mbps
20時~22時59分64.33Mbps
0時~4時59分77.23Mbps

通信速度の参考として「みんなのネット回線速度」からBIC SIMの通信速度レポートの一部を抜粋しました。

2025年2月から5月の平均通信速度では、混雑しやすい16時から18時59分の時間帯で4Mbpsを下回っています。

通信速度の目安は以下の通りです。

利用用途推奨通信速度
メッセージの送信1Mbps
Web会議1~4Mbps
動画の視聴2.5~20Mbps
動画の配信6~35Mbps
ゲーム13~52Mbps

快適に利用できる時間帯もありますが、夕方の混雑する時間帯は回線の重さを感じることが多くなるでしょう。

また、通勤・通学の時間帯も回線が遅くなりがちです。

すべての時間帯で安定した通信環境を求めるならやはり大手携帯キャリアと契約すべきですね。

キャリア決済が利用できない

既に一度触れましたが、BIC SIMは「d払い」や「auかんたん決済」といったキャリア決済に対応していません。

ネット通販、サブスクの支払いをキャリア決済でおこなっている人がBIC SIMを契約すると不便に感じる可能性があります。

BIC SIMはあくまで格安SIMであり、サービス面の充実度は大手携帯キャリアに劣るので注意してください。

キャリアメールが用意されていない

BIC SIMにはキャリアメールが用意されていないため、フリーのメールアドレスを作成する必要があります。

代表的なのはGmail、ヤフーメールですね。

とはいえ普段キャリアメールを使っている人は違和感を感じるかもしれません。

慣れてしまえば問題ないのですが、いつもと違うメール環境になるのは一時的とはいえデメリットに挙げられます。

プラン変更・解約手続きはネットからしかできない

BIC SIMは実店舗でも契約できますが、ここで重要ポイントを紹介。

実店舗で対応してもらえるのはあくまで契約のみであり、プラン変更や解約はオンラインでおこなう必要があります。

店舗にカウンターが用意されているものの、対応してもらえない内容も多く、大手携帯キャリアのような手厚いサポートは受けられません。

受付内容に関しては次の通り。

  • BIC SIMの店頭でできること
    1.音声通話SIMの契約(一人5回線まで)
  • BIC SIMの店頭でできないこと
    1.ビックカメラグループ以外で購入したIIJmioやBIC SIMのパックの利用
    2.SIMカードサイズの変更
    3.プラン変更
    4.MNP予約番号の発行
    5.音声オプションの変更
    6.新規スマホへのデータ移行
    7.各種アプリ設定
    8.スマホの修理
アフターサポートの充実度を重要視するなら他の格安SIMを検討した方がいいかもしれません。

BIC SIMをオススメできる人・できない人の特徴

これまでの解説からBIC SIMをオススメできる人・できない人の特徴についてまとめました。

  • BIC SIMをオススメできる人の特徴
    1.ビックカメラグループのポイントを使いたい
    2.サブ回線用の格安SIMを探している
    3.毎月のスマホ料金を節約したい
  • BIC SIMをオススメできない人の特徴
    1.安定した通信速度の格安SIMを探している
    2.クレジットカード以外の支払い方法を選びたい
    3.オンラインゲームや長時間の動画視聴が多い
BIC SIMはビックカメラグループで貯まるポイントを毎月の携帯電話料金の支払いに充当できるほか、料金プラン自体も安く設定されています。

節約志向の人には嬉しい格安SIMですね。

一方、時間帯によっては通信速度が大幅に低下するため、メインのスマホとしては心もとないのも事実。

また支払い方法にクレジットカードしか選べない点は不便さを感じてしまいます。

毎月のスマホ料金を節約したい、2台持ちの1台として契約したいと考えるならBIC SIMは間違いなくオススメ。

ですが通信速度の安定を求める人、支払い方法にクレジットカード以外を選択したい人は他の携帯電話会社を検討した方がいいでしょう。

最後に

如何でしたでしょうか?

今回の記事では、BIC SIMの携帯キャリア決済現金化事情について解説する他に、BIC SIMの概要やメリット・デメリットについても触れてきました。

スマホの利用目的のひとつとして携帯キャリア決済現金化を考えるなら、BIC SIMは選択肢から除外されます。

そもそもBIC SIMはキャリア決済非対応ですからね。

ですが、2台持ちの1台として考えた場合は検討する余地は十分にあります。

料金プランが他の格安SIMより安めに設定されていますし、料金の支払いにビックポイントを充当できるのも大きいですね。

BIC SIMはコスパに優れた格安SIMといっていいでしょう。

サブ回線の契約を考えている人は、BIC SIMを選択肢の一つに考えてもいいかもしれません。


クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。