格安SIMユーザー必見！大手携帯キャリアのメールアドレス持ち運びサービス

キャリアメールが使えないという理由で格安SIMに抵抗を持っている人は少なくありません。

そんな人たちに朗報。

実はあるサービスを契約することで格安SIMユーザーでもキャリアメールを使うことができるんです。

もちろん今までやり取りしていたキャリアメールのデータを格安SIMに引き継ぐことも可能。

この事実を知らない人が多いんですよね。

そこで今回の記事では、大手携帯キャリアの提供する「キャリアメール持ち運びサービス」について徹底解説。

キャリアメール持ち運びサービスの内容を知ることで、格安SIMに抵抗がある人も考え方が変わるかもしれません。

スマホの便利な活用術として本記事をご覧いただければ幸いです。

それではさっそく見ていきましょう。

基礎知識！格安SIMにキャリアメールは用意されていない

まず大前提として格安SIMにはキャリアメールが用意されていません。

このポイントは必ず覚えておく必要があります。

大手携帯キャリアから格安SIMに契約変更した場合、メールアドレスはGmail、ヤフーアドレスを使うのが一般的。

とはいえ色んな会員情報のメールアドレスにキャリアメールを登録していれば、格安SIM契約後のアドレス変更が面倒なのも事実です。

格安SIMに懸念を抱く理由の一つに「キャリアメールが使えない！」が挙げられるくらいですからね。

ですが今現在、キャリアメールは格安SIMに引き継ぐことができるんです。

詳細は次の項目から詳しく解説しますが、キャリアメールの汎用性の高さを知ることで格安SIMの使い方が大きく広がります。

キャリアメールの影響で格安SIMにマイナスイメージを持っている人は、ぜひ一度下記内容をご覧ください。

格安SIMにも設定可能！キャリアメール持ち運びサービス

「キャリアメール持ち運びサービス」とは、今現在使っているメールアドレスを他の携帯キャリアでも使用可能にするサービスです。

大手携帯キャリアが提供していますね。

このサービスを使うことで、ドコモからソフトバンクに機種変更したとしてもドコモのメールアドレスを使えますし、ドコモから格安SIMに契約変更してもドコモのメールアドレスを使えます。

普段キャリアメールを使っている人で格安SIMへの契約変更を検討している人は、キャリアメール持ち運びサービスを是非とも利用しましょう。

利用条件や申し込み方法は下記の通りです。

ドコモメール持ち運びサービス

ドコモでは月額330円（税込）でキャリアメール持ち運びサービスを提供しています。

店舗・My docomo・ahamoサイトのいずれかで申し込み可能ですが、契約するには以下の条件を満たしていなければなりません。

また法人名義の契約回線ではドコモメール持ち運びサービスを利用できません。

auメール持ち運びサービス

auのキャリアメール持ち運びサービスは月額330円（税込）で使用可能です。

引き継げるアドレスは次の2種類。

• @ezweb.ne.jp
• @au.com

サービスを契約するには以下の条件をクリアしていなければなりません。

ただしドコモと同様に回線契約者本人しか申し込み手続きできないので気をつけてください。

また法人名義の契約回線ではauメール持ち運びサービスを利用できません。

ソフトバンクメール持ち運びサービス

ソフトバンクのキャリアメール持ち運びサービスは月額330円（税込）で契約できます。

また一年分の料金を一括で支払う3,300円（税込）のプランもあるので、利用しやすい方を選ぶとよいでしょう。

持ち運びに対応するメールアドレスは以下の通りですが、数が非常に多いので注意が必要です。

申し込み手続きはMy softbankからのみ可能で、支払い方法がクレジットカードに限定される点は覚えておいてください。

ワイモバイルメール持ち運びサービス

ワイモバイルのメール持ち運びサービスは、ソフトバンクと同様に月額330円（税込）、年間プラン3,300円（税込）のどちらかで契約できます。

サービスの利用条件や申し込み方法、支払い方法はソフトバンクと同じなので、ソフトバンクのメール持ち運びサービスを参考にしてください。

キャリアメール持ち運びサービスを使うメリット4選

キャリアメール持ち運びサービスを利用することで得られるメリットは次の4つ。

大手携帯キャリアのメールアドレスを引き続き使用できる

キャリアメール持ち運びサービス最大のメリット。

それは大手携帯キャリアのメールアドレスを継続して使い続けられることです。

アドレス変更の手間がかからないのは地味に嬉しいんですよね。

またセキュリティも厳重で安全に使えるという安心感を得られるのも強みの一つ。

これらのメリットだけで判断してもキャリアメール持ち運びサービスは十分利用する価値があります。

大手ブランド！フリーアドレスより信頼性が高い

キャリアメールの信頼性の高さもメリットとして挙げられます。

そもそもキャリアメールを利用する場合、スマホ契約時に本人確認をおこなうことでようやく使えるようになりますよね？

「本人確認済＝キャリアメール使用可能」ということで、フリーのメールアドレスよりも信頼性が高いんです。

またキャリアメールは大手通信会社のセキュリティによって厳重に守られているので、第三者に悪用されるリスクを最大限減らせます。

迷惑メール対策に優れている点もポイントですね。

信頼性の高いメールアドレスを使いたいならキャリアメール持ち運びサービスは是非とも利用すべきです。

メールアドレスの変更作業をする必要がない

既に何度か触れましたが、さまざまなサービスの登録アドレスとしてキャリアメールを使用していた場合、キャリアメール持ち運びサービスを使うことでアドレス変更の手間を省けます。

実際、アドレス変更手続きは考えているより手間がかかるのが現状。

空メールを送り、送られてきたリンクをクリックすることでようやくアドレス変更が完了しますからね。

この作業を何回もおこなうのは正直面倒に感じます。

ですがキャリアメール持ち運びサービスを使うことで、このような面倒な作業をすべて省くことができるんです。

これまでと同じ環境を維持したいならキャリアメール持ち運びサービスは利用した方がいいでしょう。

クラウド上で管理しているメールデータを引き継げる

キャリアメール持ち運びサービスはクラウド上に保存しているメールデータの引継ぎにも対応しています。

この仕組みを活用することで残しておきたい大切なメールはもちろん、ビジネスメール、そのほかの重要なメールも新しい端末に取り入れることが可能。

データ移行という面から見ても非常に便利なんですよ。

キャリアメール持ち運びサービスに潜む5つの注意点

先ほどはキャリアメール持ち運びサービスのメリットについて解説しましたが、もちろん注意点も存在します。

特に次の5つは要注意。

各項目の詳細については下記をご覧ください。

月額課金制の有料サービスになる

キャリアメール持ち運びサービスは便利で使い勝手のいいサービスなのは間違いありません。

ですがあくまで有料サービス。

「格安SIMにも設定可能！キャリアメール持ち運びサービス」でも紹介した通り月額課金制のサービスになるため、単純にキャリアメールが欲しいというだけなら契約しない方がいいでしょう。

あくまで普段からキャリアメールを利用していた人向けのサービス。

安易に契約してしまうと余計な出費がかさみますよ。

申し込み期間が設定されている

キャリアメール持ち運びサービスはいつでも契約できるサービスではありません。

申し込みできる期間が設定されています。

この条件を知らなければアドレス使用不可というトラブルにも繋がりかねませんので、キャリアメール持ち運びサービスを使うかどうか前もって決めておくのがベストです。

各携帯キャリアのアカウントが必要になる

キャリアメール持ち運びサービスを契約するための必須条件。

それは各携帯キャリアの発行しているアカウントを保有していること。

現状契約しているスマホの解約時にアカウントも削除してしまうと、キャリアメール持ち運びサービスは契約できません。

キャリアメール持ち運びサービスを使うならアカウントは削除せず残しておきましょう。

送受信可能サイズが小さい

キャリアメールですが、送受信可能サイズが小さい点には注意してください。

例えばソフトバンクの送受信可能サイズはS!メールで2MB（ヘッダ含む）、Eメールで3MB（ヘッダ含む）。

これがGmailなら最大25MBと送受信可能サイズが大幅に大きくなります。

2MB、3MBでもテキストファイルやPDFファイルなら問題なく送受信可能ですが、動画の送受信には不向きだといえます。

メールアカウントの設定が必要

他社のスマホでキャリアメールを使用する場合、ご自身でメールアカウントを設定しなければなりません。

設定作業自体そこまで難しくありませんが、スマホの知識があまりない人だとトラブルが発生したときに対処しきれない恐れがあります。

特にiPhoneのプロファイル設定の手順を誤ると混乱する可能性が高いですね。

もしトラブルが発生したのなら、各携帯キャリアのよくある質問から解決策を検索し対処してください。

それでも対処できない場合、問い合わせから状況の詳細を説明し、スタッフに解決してもらってください。

キャリアメール持ち運びサービスの解約方法について

ここまでキャリアメール持ち運びサービスの申し込み方法やメリット・デメリットについて紹介してきましたが、最後にキャリアメール持ち運びサービスの解約方法についても触れておきます。

各キャリアによって解約手順が異なるため、使用しているサービスに該当するものを下記から選んで解約時の参考にしてください。

ドコモメール持ち運びサービス解約方法

ドコモメール持ち運びサービスの解約手順は以下の通りです。

1. 「My docomo」にログインします。
2. カテゴリから「オプションサービス」を選択後、「メールアドレス持ち運び」をタップしてください。
3. 各注意事項にチェックを入れ、次のページに進んでください。
4. 解約内容を確認し、問題なければ「手続きを完了する」をタップします。

最後に「解約を受付いたしました。」と表示されれば解約手続きの完了です。

auメール持ち運びサービス解約方法

auメール持ち運びサービスの解約手順は以下の通りです。

1. auメール持ち運びサービスの公式ページにau IDを使ってログインします。
2. カテゴリ内から「サービスの解約」を選択し、確認画面に進みます。
3. 注意事項を確認し、問題なければ「注意事項に同意して解約する」をタップしてください。

最後に「解約完了」と表示されれば解約手続きの完了です。

ソフトバンクメール持ち運びサービス解約方法

ソフトバンクメール持ち運びサービスの解約手順は以下の通りです。

1. 「専用サイト」ログイン後、「オプション・サービス」をタップしてください。
2. 「メールアドレス持ち運び」をタップします。
3. 「解約する」をタップしたあと解約内容を確認し、問題なければ「解約する」をタップしてください。

最後に「解約を受け付けいたしました。」と表示されれば解約手続きの完了です。

ワイモバイルメール持ち運びサービス解約方法

ワイモバイルメール持ち運びサービスの解約手順は以下の通りです。

1. ワイモバイル契約時に発行したIDを使い「専用サイト」にログインしてください。
2. 画面内にある「オプション・サービス」をタップします。
3. 「メールアドレス持ち運び」をタップします。
4. 「解約する」をタップしたあと解約内容を確認し、問題なければ「解約する」をタップしてください。

最後に「解約を受け付けいたしました。」と表示されれば解約手続きの完了です。

まとめ

如何でしたでしょうか？

本記事では、キャリアメール持ち運びサービスの概要やメリット・注意点について詳しく解説してきました。

有料サービスにはなりますが、大手携帯キャリアのメールアドレスを格安SIMでも使えるのは嬉しいですよね？

データの引継ぎにも対応しているため、大切なメール、重要なメールをそのまま移行することも可能。

多少の注意点は存在しますが、それでもキャリアメールが使えるようになるメリットを考えると非常にポイントが高いです。

キャリアメール使用不可の影響で格安SIMにネガティブなイメージを持っていた人は、これを機に格安SIMとの契約を検討してもいいかもしれません。