全国のドコモショップで取り扱いがはじまった格安SIM「 LIBMO」。
かけ放題オプションが複数用意されている他に、セキュリティ対策も万全な格安SIMです。
そんなLIBMOで気になることが一つ。
それは「携帯キャリア決済現金化に対応しているのか?」という点。
LIBMOはドコモショップからでも申し込みできるため、「ドコモのサービスを使えるんじゃない?」という疑問を持っている人が少なからずいらっしゃいます。
LIBMOって何?どんな格安SIMなの?
LIBMOはキャリア決済に対応してるの?
このような疑問をお持ちの人は是非こちらの記事を参考にしてください。
悲報!LIBMOでは携帯キャリア決済現金化を使えない
まず先に結論からお伝えしますが、LIBMOでは携帯キャリア決済現金化を使えません。
それ以前にLIBMOはキャリア決済非対応です。
いくらドコモショップで申し込み手続きができるとはいえ、LIBMOからドコモのサービスを使える訳ではないんです。
LIBMOのホームぺージにはドコモとの繋がりが記載されていますが、サービスはまったくの別物なので気をつけてください。
そもそもこれだけドコモの名前を記載していれば間違った認識を持つ人がいても不思議ではありません。
あくまでLIBMOの契約のみドコモショップで取り扱っていると一言欲しいですよね。
LIBMOはあくまでLIBMO。
ドコモ回線を借りている格安SIMだと認識してください。
LIBMOの概要や特徴を分かりやすく紹介
では一体LIBMOはどんな格安SIMなのでしょうか?
正直、LIBMOの知名度はそこまで高くありません。
この記事を読んでLIBMOという存在をはじめて知った人もきっといることでしょう。
そこでここからは、LIBMOの概要や特徴について見ていきたいと思います。
LIBMOの通信エリアはドコモ回線と同じ
格安SIMって通信エリアが狭いんじゃない?
このような疑問を持っている人は意外と多いんですよね。
もちろん通信エリアの狭い格安SIMが存在するのも事実ですが、LIBMOは違います。
上記項目でもお伝えした通り、LIBMOはNTTドコモのLTE回線を借りているため、利用できる通信エリアはNTTドコモと同じ。
通信エリアの狭さに困ることは一切ありません。
他社にはないキャンペーンの充実度
色んなキャンペーンが充実している点もLIBMOの特徴の一つ。
現在は「生活応援キャンペーン(2023年3月31日〜終了日未定)」が開催されていますが、他にも「かけほ割」、「端末割引プログラム(Wi-Fiルーター向け)」など、他社ではおこなっていないキャンペーンも開催しています。
またLIBMO契約者向けキャンペーンとして「LIBMOお友達紹介プログラム」、「LIBMO×光セット割」もおこなっていますね。
新規ユーザー、既存の契約者どちらにもメリットがあるのは嬉しい限りです。
安心のセキュリティオプション「TOKAI SAFE」
LIBMO独自のセキュリティオプション「TOKAI SAFE」により安全性を担保している点は、他の格安SIMにはない最大の特徴です。
既知のウイルスはもちろん、未知のウイルスも「振る舞い検知」でブロック。
今流行りのランサムウェアも高い精度で検出できるんですよね。
またお子さんのスマホによるトラブルも多くなっていますが、TOKAI SAFEならアクセスするサイト、使用時間をカンタンに設定できるため、危険から遠ざけるのと同時にスマホの使いすぎを防止することだってできます。
月額440円(税込)のオプションサービスですが、安全面を考慮するなら加入すべきオプションですね。
ここがポイント!LIBMOのメリット3つ紹介
さきほどの説明でLIBMOの概要や特徴については把握できましたよね?
では次にLIBMOのメリットについて見ていきます。
注目すべきは以下の3つ。
- オプションでかけ放題プランを選べる
- 余ったデータ容量は翌月に繰り越しできる
- 端末補償に対応している
オプションでかけ放題プランを選べる
LIBMOは音声通話をメインに利用したい人に向け「ゴーゴープラン」を提供しています。
5分かけ放題 | 月額1,100円 |
---|---|
10分かけ放題 | 月額1,320円 |
かけ放題マックス | 月額1,980円 |
他の格安SIMだと月額料金の安さに比重を置き「かけ放題プラン」を用意していないケースもあるため、この点は地味に嬉しいんですよね。
かけ放題に加入していないことで月額料金が高くなってしまうことはよくある話。
ですがLIBMOなら通話料金が無駄に高くなってしまうリスクを抑えられるので安心です。
余ったデータ容量は翌月に繰り越しできる
余ったデータ容量を翌月に繰り越しできるのもLIBMOのメリットの一つ。
なっとくプラン(ライト)を除くすべてのプランが対象になります。
契約プランが8GBで当月のデータ使用量が3GBだった場合、余った5GBが翌月に繰り越されます。よって翌月のデータ使用量はトータル13GBになります。
毎月のデータ使用量にバラつきがある人でもムダなく使用できるのは嬉しいですよね?
利便性という視点から考えても非常に使い勝手がいいといえます。
端末補償に対応している
LIBMO最大のメリットは端末補償に対応している点です。
「落下」、「動作不良」、「水のトラブル」における不具合が発生したとき、新しい端末と交換できるのは大手携帯キャリア並みの補償サービス。
今のスマホは1台数万円と高額です。
そんな中、不具合が発生する度に買い替えていてはお金がいくらあっても足りません。
スマホは一度契約すると数年間は使いますよね?
その数年の間に何が起きるか分からないのも事実。
端末補償は「月々418円(税込)」と「交換代金(1回目:5,500円、2回目:8,800円)」かかりますが、それでも新しい端末を購入するより安いのは間違いありません。
万が一のために加入しておくのがベストですね。
注意点は全部で6つ!LIBMOのデメリット
キャンペーンや端末補償が充実しているLIBMOですが、もちろんデメリットも存在します。
主なデメリットは以下の6つ。
- 5Gに対応していない
- 通信速度が遅くなる時間帯がある
- デビットカードでは支払いできない
- キャリア決済(携帯合算払い)非対応
- 1年以内の解約は違約金(解約金)が発生する
- eSIMに対応していない
5Gに対応していない
現在発売されているスマホのほとんどが5G対応ですが、LIBMOは5Gに対応していないんですよね。
あくまでLTE回線。
そのため、スマホでゲームをしたり長時間の動画を見る人にとっては少し不便(動作が重い・カクつく)に感じるかも知れません。
通信速度が遅くなる時間帯がある
LIBMOの通信速度は時間帯によって以下のように変動します。
Ping | 通信速度下り | 通信速度上り | |
---|---|---|---|
朝 | 43.7ms | 12.17Mbps | 7.24Mbps |
昼 | 80.5ms | 1.64Mbps | 9.03Mbps |
夕方 | 61.34ms | 2.46Mbps | 10.14Mbps |
夜 | 44.0ms | 33.34Mbps | 14.19Mbps |
深夜 | 45.1ms | 22.15Mbps | 7.12Mbps |
「 LIBMOの通信速度レポート(みんなのネット回線速度)」からも分かる通り、LIBMOの通信速度は昼・夕方に遅くなります。
ネット検索やメッセージの送受信はストレスなくおこなえる範囲ですが、動画の視聴・ゲームは厳しいですね。
アクセスが集中する時間帯なので仕方ありませんが、この点はすべての格安SIMに共通する通信網の弱さでもあります。
快適なネット接続を求めるなら大手携帯キャリアで契約した方がいいでしょう。
デビットカードでは支払いできない
LIBMOの携帯電話料金の支払い方法はクレジットカード一択ですが、デビットカードには対応していません。
決済に使えるクレジットカードは以下の通り。
- VIZA
- Mastercard
- JCB
- Diners club
- American Express
LIBMOの支払いには使えないので注意してください。
キャリア決済(携帯合算払い)非対応
既にお伝えしましたがLIBMOはキャリア決済に対応していません。
通信エリアがドコモ回線と同じだからといってドコモのサービスを使える訳ではないんです。
あくまでLIBMO側がドコモ回線を借りているだけ。
サービス自体はLIBMOが提供するものしか使えません。
格安SIM初心者によくある間違いですね。
ドコモのサービスを期待してLIBMOと契約しても無意味なので気をつけてください。
1年以内の解約は違約金(解約金)が発生する
LIBMOには最低利用期間が設けられており、その最低利用期間内に解約してしまうと違約金(税込10,450円)が発生します。
その期間とは1年間。
最低1年間は契約を続けないと違約金を支払うことになるんですよね。
他の格安SIMだと違約金が設定されていない、また最低契約期間が半年のケースもあるため、LIBMOの違約金の設定には少し厳しさを感じます。
eSIMに対応していない
スマホ本体に内蔵された一体型SIMのことをeSIMといいますが、LIBMOはeSIM非対応です。
契約にはSIMカードの発行が必須となることを覚えておきましょう。
制約が多い!訪問サポートの落とし穴
スマホの操作に不慣れな人に便利なLIBMOの独自サービス「訪問サポート」。
スタッフがご自宅に訪問し、端末の初期設定やデータ移行をサポートするサービスです。
ですが、この訪問サポートにはさまざまな制約が存在するので気をつけなければいけません。
そこで訪問サポートに関する注意事項を4つ紹介します。
- 場所(離島含む)によっては別途交通費が発生する
- 訪問日前日18時からキャンセル料金発生の対象となる
- 早朝・夜間、深夜の訪問サポートは時間外料金がかかる
- 設定作業に影響が出た場合、所定の料金が発生する
場所(離島含む)によっては別途交通費が発生する
設定作業の困りごとは訪問サポートに任せることで解決しますが、離島および僻地によっては別途交通費が発生する可能性があります。
日本全国どの地域でも無料でサポートを受けられる訳ではないので注意してください。
訪問日前日18時からキャンセル料金発生の対象となる
訪問サービスは訪問日前日18時以降からキャンセル料金の発生対象となるので注意してください。
- 訪問日前日18時からサポートスタッフ到着までにキャンセルした場合:5,500円(税込)
- 作業開始から30分以上経過した後にキャンセルした場合:8,800円(税込)
とはいえ突然のキャンセルはスタッフにも迷惑がかかります。
- 本当に訪問サービスを利用すべきトラブルなのか?
- 訪問サービスを利用しなければ解決しないトラブルなのか?
この2点はしっかり確認した上で訪問サービスを利用しましょう。
早朝・夜間、深夜の訪問サポートは時間外料金がかかる
早朝、夜間、深夜の時間帯は別途時間外料金が発生します。
訪問時間 | 追加料金 |
---|---|
7時~9時 | 5,500円(税込) |
9時~20時 | 追加料金なし |
20時~22時 | 5,500円(税込) |
22時~24時 | 13,200円(税込) |
24時~7時 | 16,500円(税込) |
よほどの理由がない限り追加料金のかかる時間帯は避けるよう注意してください。
設定作業に影響が出た場合、所定の料金が発生する
端末の充電不足等の影響により設定作業に支障が出た場合、所定の料金が発生します。
設定作業には時間を要することもあるため、作業に支障がでないよう予め準備しておく必要があります。
最後に
如何でしたでしょうか?
今回の記事では、格安SIM「LIBMO」の携帯キャリア決済現金化事情について解説する他に、LIBMOの概要やメリット・デメリット、注意点について紹介してきました。
個人的にはドコモという名前をホームぺージに記載しすぎな印象を持ちます。
LIBMOはあくまでLIBMOであり、ドコモは回線のレンタル先。
いくら契約をドコモショップでおこなえるとはいえサービスは別物ですから、その点をしっかり説明しなければ格安SIM初心者は間違った認識を持つ可能性も十分考えられます。
もちろん通信エリアがドコモと同じなので接続に困ることはないと思いますが、メインのスマホとしては微妙な立ち位置ですね。
キャリア決済も使えないため、選択肢としては2台持ちの1台として考えるのが無難でしょう。
また携帯キャリア決済現金化を使いたいと考えている人は、LIBMOではなく大手携帯キャリアと契約してください。
- クイックチェンジ編集部
- クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。