最近ではパソコン、スマホ、タブレットからインターネットを使いさまざまなことができるようになりました。
しかしインターネットの便利さに比例するように、第三者があなたのアカウントに不正アクセスし、情報漏洩やアカウントの乗っ取りをおこなうサイバー犯罪が急増しているのも事実。
今後インターネットを利用していく上で、サイバー犯罪を未然に防ぐためにもセキュリティ対策を必ずおこなわなければいけません。
そこで今回の記事では、サイバー犯罪の中でもっとも被害に遭いやすいアカウントの乗っ取りについて詳しく解説させていただきます。
iTunesアカウントが狙われる?不正アクセスの事例
フェイスブックやツイッターなどのSNSアカウントを乗っ取ることで個人情報を流出させたり、口座情報を乗っ取ることでインターネットバンキングから不正送金をおこなう。
またアマゾンや楽天といったオンラインショップのアカウントを乗っ取ることで商品を不正に購入するなど、不正アクセスの事例は年々増えています。
その他にも、不正アクセスで得たデータを詐欺行為に利用する、またサイバー攻撃へと発展させるだけでなく加害者にされることだってあります。
個人情報を悪徳業者に買取してもらうために不正アクセスをおこなうハッカーもいるくらいですからね。
不正アクセスの手口
不正アクセスの手口は何種類ものパターンが考えられます。
例えばID、パスワードの情報が漏れていなくても、それぞれの組み合わせが一致するまでひたすらログインを試行する方法。
この方法はサイトを攻撃するためのツールが使われることが多いですね。
ツールを使うことで6桁の暗証番号であれば1秒で思考することができるのです。
また上記のような不正ログインを繰り返す方法以外にも、セキュリティの低い会員サイトなどにサイバー攻撃を仕掛けることで情報を漏えいさせることもできます。
個人情報を入力するサイトはSQLという言語でデータ管理をしているのですが、ハッカーが悪意あるSQLを作ることでデータベースを不正に操作されてしまうことがあるのです。
不正アクセスの有無を確認するためには?
不正アクセスというのは被害が発生したあとに不正アクセスされた事実を知ることが多いです。
しかしそれでは被害回復できない可能性も考えられるため、できるだけ早い段階で被害を確認しなければいけません。
ウェブサイトには、これまでのログイン履歴を確認できる機能が備わっている場合もあります。
このログイン履歴を確認すれば身に覚えのないアクセスをいち早く確認することができるのです。
またいつもと違う環境でログインした場合にメールなどで知らせてくれるサービスもあります。
万が一に備えセキュリティ対策はしっかりおこなっておいた方がよいでしょう。
iTunesアカウントの乗っ取り被害とは?
ここ最近、iTunesアカウントの乗っ取りが急増していることをご存知ですか?
iTunesアカウントには、ゲームなどで課金するための残高がチャージしてあるケースが多いです。
そのiTunesアカウントを乗っ取られることで、チャージ残高がなくなってしまうといった事例が確認されているんですよ。
他にもiTunesを騙る偽のメールから高額アプリの請求をされることもあります。
使った覚えがなければ支払に応じる必要はありませんし、すべて不当な請求であると判断できるので無視して構いませんが、やはり対策をおこなう必要があるといえます。
iTunesアカウントが乗っ取られた場合の対策について
iTunesアカウントが乗っ取られたとわかった場合、以下の対策を速やかにおこなってください。
パスワードを変更する
まず一番簡単な対策としてパスワードの変更をおこないましょう。
パスワードを変更すればこれ以上の被害を喰い止めることができます。
しかしパスワードを一文字だけ変更するなどの安易な対策では、更に被害が拡大してしまう可能性も考えられるため、大文字、小文字を混ぜる、数字、記号を含ませるなど、予測できないパスワードを設定することが大切です。
Appleサポートセンターに連絡
パスワードを変更した後、必ずAppleサポートセンターに連絡してください。
iTunesが不正に利用された事実が確認されれば被害金額を返金して貰えます。
この後一旦アカウントをストップし再度利用したい場合は、Appleサポートセンターにアカウント名やメールアドレスなどの情報を伝えることで、iTunesアカウントの有効化が可能と判断されればアカウントを復活させることができます。
iTunesアカウントが乗っ取られないための事前対策
iTunesアカウントの乗っ取り対策も重要ですが、iTunesのアカウント自体が乗っ取られないためにも以下のことを気をつける必要があります。
IDやパスワードを複雑にする
さきほども説明しましたが、誰にでもわかりやすいID、パスワードでは不正アクセスの被害に遭いやすいです。
ID、パスワードを設定する場合、大文字小文字を組み合わせたり数字や記号を取り入れるなど、自動生成できないくらい複雑に設定する必要があります。
また複雑なパスワードだからといって他のウェブサイトも同じ設定にするような安易な行為はおこなわないよう注意してください。
もし情報が漏れてしまったら被害が大きくなってしまいます。
アプリ連携には十分な注意を
アプリを連携することでアカウントを乗っ取られてしまうこともあります。
安易なアプリ連携は乗っ取りに繋がることを覚えておきましょう。
もしアプリを連携するならそのアプリは本当に信用できるのか、運営元や会社概要を重要視してください。
個人が作ったような雑なアプリとは連携しないことをオススメします。
個人情報の扱いは慎重に
個人情報を入力する際は慎重になりましょう。
なりすましの被害に遭う恐れがあります。
「アカウント情報の更新をおこなってください。」
このような要求がメールで届いた場合は要注意。
なりすましメールを大量に送信することでサイバー犯罪に無知な人から個人情報を引き出し、アカウントを乗っ取るような事例が数多く確認されています。
怪しいメールが届いたなら必ず送信元や届いた文面を確認し、それでも不安が残る場合はAppleサポートセンターに連絡してください。
「アカウント情報の更新をおこなってください。」といったなりすましメールをよく読んでみると、日本語の文章としてあり得ない箇所がたくさん見つかります。おそらく海外の人が翻訳機を使って文章を作成しているのでしょう。
iTunesアカウントを守るために必要なこと
iTunesに不正アクセスされアカウントが乗っ取られてしまう事例が増えています。
少しでも不安に感じる点があるのなら、パスワードの変更やAppleサポートセンターに通報、連絡することをオススメします。
またアカウントを乗っ取られないようにするためにも、パスワードを難しいものに設定するなど、普段からサイバー犯罪に対する意識を持つことが大切です。
一度アカウントを乗っ取られてしまえば他のサービスに被害が拡大してしまうことも十分考えられるため、細心の注意を払う必要があることを忘れないでください。
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