徹底解説!Niftyの格安SIM「NifMo(ニフモ)」の携帯キャリア決済現金化事情

今回の記事で紹介するのは「NifMo(ニフモ)の携帯キャリア決済現金化事情」です。

NifMo契約者は携帯キャリア決済現金化を利用できるのか?

この点について徹底解説していきますので、今現在NifMoを契約している人、NifMoを契約しようか考えている人はお役立ち情報の一つとしてご覧ください。

またNifMoという格安SIMに馴染みのない人に向け、NifMoの基本的な概要・仕組みからメリット・デメリットまで細かく紹介していきます。

本記事をご覧いただければNifMoに対する必要最低限の知識が身に付きますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

それではさっそく見ていきましょう。

NifMoの携帯キャリア決済現金化事情について

まず先に本記事の最重要ポイント「NifMoの携帯キャリア決済現金化事情」についてお伝えします。

NifMoから携帯キャリア決済現金化はおこなえるのか?

答えはNo。

NifMoでは携帯キャリア決済現金化を利用できません。

なぜならNifMoはキャリア決済に対応していないから。

この点については下記項目「NifMoを契約する前に把握すべき7つのデメリット」でも触れていますが、NifMoはあくまで格安SIMであり大手携帯キャリアのようなスマホ決済には対応していないんです。

携帯キャリア決済現金化を目的としてNifMoと契約しても後悔するだけなので気をつけてください。

また携帯キャリア決済現金化の応用版「決済アプリを使った現金化」もあまり意味がありません。

たしかに決済アプリとクレジットカードを紐づけすれば現金化できますが、それなら直接クレジットカードを現金化した方が早いですよね?

またNifMoは大手携帯キャリアと違い決済アプリにキャリア決済の残高をチャージできるわけではないので、決済アプリを使った現金化そのものが無意味です。

スマホを契約する目的として携帯キャリア決済現金化を考慮するなら、選択肢は大手携帯キャリア一択になることを覚えておいてください。

NifMoってどんな格安SIM?料金体系・支払い方法について

先ほどの解説でNifMoの携帯キャリア決済現金化事情は把握できましたよね?

とはいえNifMoという格安SIMそのものに馴染みのない人がいるのも事実。

そこでここからはNifMoの概要や料金体系、支払い方法について紹介していきます。

そもそも「 NifMo(ニフモ)」はインターネットプロバイダ会社であるニフティが提供する格安SIMサービスです。

格安SIMは大手携帯キャリアと比べると月額料金が安く抑えられるため、利用者は年々増加傾向にあるのが現状。

このような実情から格安SIMサービスを提供する会社も数年前と比べかなり多くなりました。

その中の一つであるNifMoですが、料金プラン・各種手数料・支払い方法については下記項目をご覧ください。

NifMoの料金プラン

NifMoには3種類(音声通話SiM・SMS対応SiM・データ通信専用SiM)の料金プランが用意されています。

参考URL:https://nifmo.nifty.com/price/

その中から一番需要の高い音声通話SiMの料金プランについて見ていきましょう。

3GB1,760円
7GB2,530円
13GB3,850円
30GB4,730円
50GB6,050円

多くの格安SIMが10GB・20GBのプランを設けている中、NifMoの7GB・13GBというプランはかなり特殊であるため、他社との料金比較には注意が必要です。

データ通信量を使い切ってしまった場合、「0.5GB/385円(税込)」、「1GB/550円(税込)」で追加可能。

もちろん余ったデータ容量を翌月に繰り越すこともできます。

データ容量の繰り越しに対応している格安SIMは限られているため、通信量を無駄にしたくない人にとっては大きなメリットといえますね。

NifMoの各種手数料

NifMoで手数料が必要になるのは次の2パターンです。

  • 機種変更時の事務手数料「3,300円(税込)」
  • 新規契約時の事務手数料「3,300円(税込)」

以前は他社からの乗り換え時に必要となるMNP番号を発行するのにも手数料が掛かっていましたが、2021年4月以降は無料になりました。

NifMoの支払い方法

NifMoの月額料金はクレジットカード払いのみ対応しています。

口座振替、コンビニ払いには対応していないので注意してください。

補足説明

他の記事で「NifMoはデビットカードを使えます!」といった文面を見かけますが、それはあくまで端末購入時のみ。月額料金の支払いには使えません。

ここに注目!NifMoのおすすめポイント3選

ここからはNifMoのおすすめポイントを紹介していきます。

特におすすめなのが次の3つ。

  • 貯まったニフティポイントをNifMoの支払いに使える
  • NifMoの保証サービスで災害や盗難時でも安心
  • ファミリープログラムで通信容量をシェアできる
各項目について詳しく見ていきましょう。

貯まったニフティポイントをNifMoの支払いに使える

月額料金の支払いにニフティポイントを使えるのはNifMo独自の強み。

補足説明

ニフティポイントはニフティポイントクラブを経由して買い物やゲーム、アンケートの回答などで貯めることができるポイント。

貯めたニフティポイントを「@nifty利用権」に交換することで、ポイントが1.5倍になりよりお得に使用できます。

ニフティクラブを使って積極的にポイントを貯め、@nifty利用権に交換してNifMoの支払いに充てれば、月額料金を実質0円にすることも可能です。

NifMoの保証サービスで災害や盗難時でも安心

NifMoには独自の保証サービスがあり、契約することで災害・盗難・故障といったトラブル時でもすぐに対応(修理・代替え品と交換)してもらえます。

NifMoで端末とSiMカードを契約している人は「NifMoあんしん保証プラス」「NifMoあんしん保証プレミアム」のどちらかと契約可能。

SiMカードのみ契約の人は「NifMoあんしん保証SiMフリー」と契約できます。

ただし保証サービスは月額課金制の有料オプションなので注意してください。

ファミリープログラムで通信容量をシェアできる

家族全員でNifMoを契約する際はファミリープログラムへの加入がおすすめ。

NifMoは余ったデータを繰り越しできますが、ファミリープログラムに加入すれば家族間で通信容量をシェアできます。

賢く利用することでNifMoの月額料金を大幅に下げることも可能です。

NifMoの最低利用期間・違約金・手数料について

格安SIMを契約する上でもっとも気になる違約金事情。

  • 最低利用期間は設けられているのか?
  • 解約手数料は必要なのか?

この2点は必ず注視されます。

ではNifMoの違約金事情はどうなっているのでしょうか?

まず最低利用期間についてですが、NifMoは最低利用期間を設けていません。

そのため解約時の違約金は一切発生しませんし、もちろん解約手数料も不要です。

解約の有無を自由に決められるNifMoは数ある格安SIM会社の中でも手軽に契約できる部類に入ります。

NifMoを契約する前に把握すべき7つのデメリット

これまでの説明から「NifMoは契約しやすい格安SIMだ!」という印象を受けたかもしれません。

ですがNifMoは他の格安SIMに劣る部分が多いんですよね。

特に注目すべきは次の7つ。

  • 値下げなし!他の格安SIMより割高な料金体系
  • キャンペーンを使ったお得感が皆無
  • 昼間は遅くなりがち!通信速度が安定しない
  • キャリア決済に対応していない
  • キャリアメールが用意されていない
  • オプションサービスが少ない
  • 「NifMo 半額ダイヤルアプリ」の通話品質が悪い
これら7つはNifMoの非常に大きなデメリットだといえます。

各項目ごとに詳しく見ていきましょう。

値下げなし!他の格安SIMより割高な料金体系

NifMo最大のデメリットは料金体系が割高なことです。

参考として下記表をご覧ください。

ahamo30GB月額2,970円(税込)
NifMo30GB月額4,730円(税込)

ahamoと比べると約1,800円割高なことがわかります。

サービスに特別な魅力を感じなければNifMoを選ぶ理由は見当たりません。

キャンペーンを使ったお得感が皆無

NifMoはNifty回線を契約した際に料金が220円(税込)割引になるキャンペーンしか実施していません。

キャンペーン狙いでNifMoに加入してもオトク感は一切得られないといって良いでしょう。

他の格安SIMはキャッシュバックキャンペーンや新規契約者の基本料金割引キャンペーンなど多数実施している中、NifMoのキャンペーンには物足りなさを感じてしまいます。

昼間は遅くなりがち!通信速度が安定しない

格安SIMは通信回線の混雑状況次第で通信速度が低下します。

この点についてはどの格安SIM業者にもいえることですが、NifMoも例外ではありません。

特に昼間の通信速度が遅くなりがち。

月額料金が高くても通信速度が安定していれば強みになるのですが、通信速度の安定性でも他社と差別化できないとなると正直厳しいですね。

キャリア決済に対応していない

上記項目「NifMoの携帯キャリア決済現金化事情について」でも触れましたが、NifMoはキャリア決済に対応していません。

大手携帯キャリアを使っている人なら電子書籍やVODサービスの支払い方法にキャリア決済を指定している人も少なくないでしょう。

そのような人がNifMoを契約した場合、支払い方法をキャリア決済からクレジットカードに変更する必要があります。

この作業を怠ってしまうと契約中のサービスが使用停止になるので要注意。

とはいえ複数のサービスで支払い方法を変更するのは大変なのでデメリットとして取り上げます。

キャリアメールが用意されていない

NifMoには大手携帯キャリアのような独自ドメインのメールアドレスは用意されていません。

キャリアメール非対応。

ただし他の格安SIMもキャリアメールを使えないのでそこまで大きなデメリットにはならないでしょう。

ですがこれまで大手携帯キャリアを使っていた人で普段使いのアドレスがキャリアメールだった場合、変更作業に手間が掛かることは覚えておいてください。

オプションサービスが少ない

NifMoはオプションサービスが少ない点もデメリットに挙げられます。

NifMoの提供しているオプションサービスは以下の通り。

  • NifMo半額ダイヤル
  • NifMo10分かけ放題
  • NifMoあんしん保証
  • NifMoあんしん保証プレミアム
  • 5G通信オプション
  • ニフティポイントクラブ
  • NifMoファミリープログラム
他社のオプションサービスと比較した場合、例えばワイモバイルでは15種類のオプションサービスが用意されています。

通話に関するサービスのほか、海外で使えるサービスやデータ通信に関するサービスなど非常に便利です。

利便性という部分で他の格安SIMと比較してもNifMoは劣っているといって良いでしょう。

補足説明

NifMoが用意する7つのオプションサービスですが、契約プランによっては選べないものもあるので注意が必要です。

「NifMo半額ダイヤルアプリ」の通話品質が悪い

NifMo半額ダイヤルアプリの通話品質が悪いのもデメリットの一つになります。

NifMo半額ダイヤルアプリとは、専用アプリから発信するかプレフィックス番号を付けて発信することで通話料金が半額になるサービス。

ホームページ上では通話品質も変わらないと紹介されており、一見すると非常に便利なサービスのように思えますが、実際は通話品質が非常に悪いです。

補足説明

使用者の実際の評価を確認するため「App Store」、「Google Play」に投稿される口コミを見ましたが評価点数が非常に低いです。

料金が半額でも通話がまともにできないなら使う意味はないですね。

NifMoの落とし穴!解約手続きに関する注意点

NifMoは契約期間の縛りがなく違約金や解約手数料も発生しないとお伝えしました。

ここで注意点を紹介。

NifMoは解約手続きをおこなってから正式に解約処理が実行されるまで10日ほど掛かります。

そのため解約する場合は日付の逆算をおこなわなければいけません。

なぜなら解約手続きをおこなう時期によっては解約日が月をまたいでしまい、翌月分の月額料金が発生するからです。

ちなみにNifMoは日割り計算に対応していないため料金は必ず満額請求されます。

この解約手続きの複雑な仕組みは非常に大きなマイナスポイント。

解約に伴う違約金や手数料は発生しませんが、無駄に翌月分の月額料金を満額請求される可能性があるので注意してください。

NifMoがオススメな人・オススメじゃない人の特徴

これまでの解説からNifMoがオススメな人・オススメじゃない人の特徴についてまとめました。

  • NifMoがオススメな人
    1. Niftyの回線を利用している人
    2. プロバイダをNiftyに変更予定の人
  • NifMoがオススメじゃない人
    1. 格安SIMにコスパを求める人
    2. 格安SIMに一定の利便性を求める人
    3. 解約手続きをスムーズにおこないたい人
NifMoは月額料金が割高な上、サービス内容も他社より優れているとはいえません。

また2台持ちの1台として考えた場合でもコスパが悪いのでオススメできないですね。

今現在、格安SIMの競争が激化していることから、他社との差別化を図るためにもさまざまなキャンペーンを実施しているところが多いです。

Nifty回線を使っている、またNiftyの回線に変更予定という人以外は他の格安SIMを選んだ方が現実的だといえるでしょう。

まとめ

如何でしたでしょうか?

今回の記事では以下の点について詳しく解説してきました。

  • NifMoの携帯キャリア決済現金化事情
  • NifMoの基本的な概要・仕組み
  • 最低利用期間・違約金・手数料について
  • NifMoのおすすめポイント・デメリット
  • 解約手続きにおける注意点
NifMoでは携帯キャリア決済現金化を利用できませんし、決済アプリからの現金化も使う意味がありません。

「携帯キャリア決済現金化を使いたい!」と考えるなら、やはり大手携帯キャリアと契約すべきですね。

またNifMoは他の格安SIMと比較した際にデメリットが目立つのも事実。

突出した魅力がないので正直オススメできません。

Nifty回線の契約者かNifty回線に切り替え予定の人以外は他の格安SIMと契約した方が良いでしょう。


クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。