現金化できる？トーンモバイルの携帯キャリア決済現金化事情

今回の記事で解説するのは「トーンモバイルの携帯キャリア決済現金化事情」です。

トーンモバイルはドコモショップで契約できる格安SIMとして有名ですが、ごく一部の人から次のような質問をいただきます。

トーンモバイルってドコモブランド？携帯キャリア決済現金化は利用できる？

トーンモバイルはキャリア決済に対応してるの？ドコモショップで契約できるけど・・・

このような質問をされる人たちはおそらく格安SIM初心者ですね。

確かにドコモショップで契約できるなら「トーンモバイル＝ドコモブランド」と認識してしまう気持ちも分かります。

そこで今回の記事では、トーンモバイルの携帯キャリア決済現金化事情について解説する他に、トーンモバイルの概要やメリット・デメリットについても紹介していきます。

本記事を最後までご覧いただければトーンモバイルの全容を把握できますので、ぜひ今後の参考としてお役立てください。

それではさっそく見ていきましょう。

トーンモバイルの携帯キャリア決済現金化事情

まず結論からお伝えしますが、トーンモバイル契約者は携帯キャリア決済現金化を利用できません。

なぜならトーンモバイルはキャリア決済に対応していないから。

そもそもキャリア決済は大手携帯キャリア「ドコモ」、「au」、「ソフトバンク」がキャッシュレス決済の一種として独自に提供している決済サービス。

大手携帯キャリアの独自サービスを格安SIMで受けることは不可能なんですよね。

キャリア決済を利用するには大手携帯キャリアと回線契約するしかありません。

この点については他の格安SIMも同じです。

現金化目的としてキャリア決済を使いたいなら必ず大手携帯キャリアと回線契約してください。

ドコモ回線に対応した格安SIM「トーンモバイル」について

さきほどの項目で本記事の結論「トーンモバイル＝携帯キャリア決済現金化は利用できない」ことをお伝えしました。

では一体トーンモバイルとはどのようなスマホなのでしょうか？

どのようなメリットがあって、どのようなシーンで役立つのか気になりますよね？

そこでここからはトーンモバイルについて深堀していきたいと思います。

そもそもトーンモバイルとは、子供、お年寄りといったスマホをはじめて使う人にオススメな格安SIM。

サポート面が充実しているため、スマホ初心者でも心配なくサービスを受けられるのが特徴的ですね。

また端末購入後使い方がわからない場合でも、お客様サポート窓口にてオペレーターが丁寧に使い方をレクチャーしてくれます。

トーンモバイルはドコモ回線を使用しており、公式ホームページや全国のドコモショップ、カメラのキタムラ（一部店舗）で契約可能です。

意外と優秀？トーンモバイルで注目すべき4つのポイント

あまり知られていませんが、トーンモバイルには優秀な機能が数多く備わっているんですよ。

その中でも注目すべきは次の4つ。

動画以外ならデータ無制限

トーンモバイルは動画の視聴以外ならデータを無制限に使用できます。

データ容量を気にせず利用することができるため、ウェブサイトの観覧やアプリの利用、LINEやTwitterなどのSNSが使い放題。

通信制限を気にする必要なんてありません。

普段使いとしてのネット環境は格安SIMの中でも優秀だといえます。

月額基本料金が「1,100円」と格安

トーンモバイルの契約プランは「TONE for Android（端末セット）」、「TONE for iPhone」の2種類。

どちらも「月額料金：1,100円」で、他の格安SIMと比較してもお得にサービスを受けられます。

「TONE for Android（端末セット）」は、トーンモバイルの独自端末とセットで契約する方法。

「TONE for iPhone」はSIMカード単体で契約ができ、お手持ちのiPhoneを利用することができます。

シニア層（60歳以上）に嬉しい特別割引

スマホを持つのが当たり前になった昨今、トーンモバイルではAndroid限定のシニア割を用意しています。

60歳以上で普段あまりスマホを使わない人でも、トーンモバイルなら損することなく契約できるんです。

まさに「やさしいスマホ」。

総合的なサービスは大手携帯キャリアに劣るものの、使用環境次第ではトーンモバイルがコスパ的に1番優れたスマホかもしれません。

ただし月間通信量が300MBを超えてしまった場合、通常の基本料金と同じく1,100円が必要になるため注意してください。

詐欺防止機能で特殊詐欺をブロック

トーンモバイルは特殊詐欺防止対策として「あんしん電話機能」、「あんしんインターネットLite機能」といった2つのサービスを用意しています。

「あんしん電話機能」とは、危険と思われる電話番号から着信があった場合に注意勧告してくれるサービス。

画面に「危険の可能性がある着信」と大きく表示されるため、未然に詐欺を防ぐことが可能です。

「あんしんインターネットLite機能」は、ワンクリック詐欺の可能性があるサイト、危険なアダルトコンテンツにアクセスしようとした場合に観覧制限してくれるサービス。

この2つの機能のおかげでシニア層だけでなくお子さまでも安心・安全にインターネットを利用できます。

スマホ初心者に優しいトーンモバイルの独自端末について

上記でも触れましたが、トーンモバイルは独自端末を販売しています。

しかもその設計がスマホ初心者や高齢者に使いやすい仕様になっているんですよね。

特に注目してもらいたいのは次の2つの機能。

より詳しく知りたい人は下記解説をご覧ください。

ガラケーに近いシンプルな画面を選べる

トーンモバイルの独自端末には4種類のホーム画面が用意されています。

ガラケーのようなシンプルで大きい画面になっているため、誤操作をしてしまう可能性が限りなく低くなっています。

一般的なスマホだと端末の大きさに関わらずアイコンが小さめの表示となるので、片手操作しているときに押し間違ってしまうのはよくある話。

ですがトーンモバイルの独自端末なら、アイコンのサイズが大きいため押し間違いといった誤操作の心配はありません。

またアイコンが横に複数並ぶことがないため、非常に見やすい点もポイントです。

簡単・便利な「自動修復機能」搭載

えっ？急にネット接続できなくなったんだけど・・・

タップしてもアプリが立ち上がらない・・・どうしよう・・・

スマホを使っているとごく稀にこのようなトラブルが起こります。

もちろんスマホに詳しい人ならご自身で解決できると思いますが、世の中の人全員がスマホに詳しい訳ではありません。

トラブルの原因が分からずテンパってしまう人もきっといることでしょう。

そんなときに役立つのが「自動修復機能」。

この「自動修復機能」には「置くだけサポート」という機能が備わっており、購入時にトーンモバイルの端末が入っていた箱に本体を置くだけでトラブルを自動検知・修復してくれるんです。

この機能は大手携帯キャリアや他の格安SIM会社では提供していません。

トーンモバイル独自機能。

詳細は公式ページ内「 置くだけサポート」をご覧いただければすべて把握できますので、トーンモバイルの独自端末が気になる人はぜひ一度覗いてみてください。

トーンモバイルで気をつけるべき6つの注意点

トーンモバイルはスマホ初心者や高齢者に優しいスマホであることはご理解いただけましたよね？

ですがトーンモバイルはあくまで格安SIMであり、使用時の快適さ、サービス面では大手携帯キャリアに劣ります。

もちろん注意点も存在するので気をつけてください。

具体的な例を挙げるなら次の6つ。

1GBを超える動画視聴は動画チケットオプションが必須

トーンモバイルでは、月額料金に含まれたデータ容量1G分を使って動画視聴するのが基本です。

ですが動画を視聴していれば1Gなんてあっという間になくなってしまいますよね？

もし1Gを超えてしまった場合、Wi-Fiを繋いで視聴するか動画チケット（1G：330円）の購入が必須。

このチケット制度により通信料金を平等に、尚且つ通信環境に伴う個人差が生まれないようになっています。

ここでの注意点は下記4つ。

頻繁に動画視聴する人は大手携帯キャリアか他の格安SIMの方がオススメです。

かけ放題オプションに時間制限がある

通話をメインに使用する人は「かけ放題オプション」への加入がオススメです。

トーンモバイルには「音声通話かけ放題オプション（月額770円／税込）」、「TONE IP電話かけ放題オプション（月額550円／税込）」の2パターンが用意されています。

しかしそれぞれのオプションには時間制限が設けられているので注意してください。

音声通話かけ放題オプション

「音声通話かけ放題オプション」は国内通話を無制限でかけることができます。

ただし対象は5分以内の通話のみ。

5分を超えた時点から「通話料：11円税込」が30秒ごとにかかります。

TONE IP電話かけ放題オプション

「TONE IP電話かけ放題オプション」は、TONE IP電話アプリから発信する050IP電話の国内通話を無制限でかけることができます。

ですがこの「TONE IP電話かけ放題オプション」にも時間制限が設けられているので注意してください。

対象時間は10分以内。

10分を越えてしまった場合は通常の電話料金が発生してしまいます。

キャリア決済に対応していない

はじめの項目「トーンモバイルの携帯キャリア決済現金化事情」でも解説しましたが、トーンモバイルはキャリア決済に対応していません。

いくらドコモショップで契約できるとはいえ、ドコモのサービスを受けられる訳ではないんです。

もしスマホから決済手続きをおこないたいのなら、決済アプリをダウンロードしクレジットカードを紐づけるしかありません。

ですがスマホから直接決済できるキャリア決済に比べると使いにくさが目立ってしまいます。

解約手続きはトーンモバイルの公式ホームぺージからのみ

トーンモバイルの解約手続きは基本的に公式ホームぺージからのみとなります。

解約手順については下記の通り。

1. ステップ①：トーンモバイル公式ホームぺージ内に解約専用のページが用意されているのでアクセスする。
2. ステップ②：解約手続きに進むをタップ。
3. ステップ③：契約者の名前や解約したい電話番号など必要項目を入力する。
4. ステップ④：トーンモバイルについてのアンケートに回答する。
5. ステップ⑤：解約の最終確認を終えると解約完了。

スマホの操作に不慣れな人には難しく感じてしまうかもしれません。

そんなときはトーンモバイルのサポート窓口に電話連絡しましょう。

参考URL：https://guide.tone.ne.jp/manuals/6120579.html

トーンモバイルの解約手続きはサポート窓口を通じておこなうこともできます。

ただし受付時間は10時〜19時（年中無休）までとなるほかに、混雑状況次第では繋がりにくい時間帯もあるので注意してください。

最低利用期間（24ヶ月）が設定されている

トーンモバイルに設定されている「最低利用期間：24ヶ月」も注意点の一つ。

24ヶ月未満の状態で解約してしまうと違約金が発生するので気をつけてください。

通信速度（上り・下り）が大手携帯キャリアに大きく劣る

トーンモバイルの通信速度「上り・下り」共に大手携帯キャリアや他の格安SIMに比べ大きく劣る点も注意が必要です。

そもそもトーンモバイルはMVNO（大手携帯キャリアから回線を借りてサービスを提供すること）なのでドコモから回線を借りています。

そのため提供エリアは広いのですが、エリアの広さが通信速度に直結する訳ではありません。

詳しい通信速度は「 TONEモバイルの通信速度レポート」を参考にしていただけると分かりやすいです。

トーンモバイルの通信環境で動画視聴する場合、時間帯によってはカクつく、途中で再生が止まる、読み込みに時間がかかる場合もあるため、快適さを求めすぎるとストレスに感じてしまうかもしれません。

まとめ

如何でしたでしょうか？

今回の記事では、以下の点について重点的に解説してきました。

よって携帯キャリア決済現金化は使えないので注意が必要です。

とはいえ月額料金の安さや通信エリアの広さ、動画以外のデータ無制限使用など他の魅力があるのも事実。

メインのスマホとして考えるなら物足りませんが、2台持ちの1台として考えるなら選択肢に取り入れてもいいかもしれません。

ただし、携帯キャリア決済現金化というサービスをメインに考えるなら大手携帯キャリアと契約した方がいいでしょう。