あの大手旅行会社HISがサービスを展開する「 HISモバイル」。
契約回線をドコモ、ソフトバンクから選べるのが特徴的。
頻繁に海外旅行に行く人、海外出張が多い人に人気のSIMフリースマホですね。
そんなHISモバイルですが、携帯キャリア決済現金化に対応しているのか気になりませんか?
旅行先で急な出費がかさみ困ったとき、携帯キャリア決済現金化を利用できれば助かりますよね。
ですがHISモバイルはキャリア決済に対応しているのでしょうか?
そこで今回の記事では、HISモバイルの携帯キャリア決済現金化事情について詳しく解説していきます。
携帯キャリア決済現金化は利用できない
まず結論からお伝えしますが、HISモバイルでは携帯キャリア決済現金化を利用できません。
旅行先で急な出費がかさみ困ってしまった場合でも、携帯キャリア決済現金化を当てにすることはできないので注意してください。
ではなぜHISモバイルでは携帯キャリア決済現金化を利用できないのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
HISモバイルはキャリア決済非対応
HISモバイルはなぜ携帯キャリア決済現金化を利用できないのか?
それはHISモバイルがキャリア決済に対応していないからです。
冒頭でHISモバイルは契約回線をドコモ、ソフトバンクから選べるとお伝えしましたが、あくまで回線を選べるだけ。
ドコモ、ソフトバンクの純粋なサービスではないので、決済関係含めドコモ、ソフトバンクと同等のサービスは受けられないんです。
サービス自体はHISモバイルが独自で提供するものを受けることになるので、過度な期待は禁物です。
HISモバイルのサービス概要について
そもそもHISモバイルとはどのようなサービスなのでしょうか?
HISモバイルとはあの有名な旅行会社HISが提供する通信事業で月額料金が非常に安いのが特徴的。
またクレジットカードでしか申し込めない代わりに大手携帯3社よりも格安で利用できる上に、契約期間の縛りや違約金もなく気軽に申し込みできる使いやすいSIMフリースマホなんです。
料金体系については下記をご覧ください。
HISモバイルの料金体系
それではHISモバイルの料金体系を音声通話付きプランに絞って紹介したいと思います。
データ専用プランやオプションサービスについて詳しく知りたい人は「 SIMカード一覧TOP | HIS Mobile」から確認してください。
格安ステッププラン(ドコモ回線)
月額基本料金 | 590円~ |
---|---|
データ量 | 1GB~10GB |
格安弐拾プラン(ドコモ回線)
月額基本料金 | 2,178円 |
---|---|
データ量 | 20GB |
格安かけ放題プラン(ドコモ回線)
月額基本料金 | 2,728円~ |
---|---|
データ量 | 3GB~30GB |
ビタッ!プラン(ソフトバンク回線)
月額基本料金 | 1,078円~ |
---|---|
データ量 | 100MB~30GB |
HISモバイルのメリット・デメリット
では次にHISモバイルのメリット・デメリットを見ていきます。
どのような環境で使うとより多くの恩恵を受けられるのか、また使いにくい点はどのような部分なのか、HISモバイルのメリット・デメリットから紐解いていきましょう。
HISモバイルのメリット
HISモバイルの代表的なメリットは次の4つ。
- 契約期間の縛りがないため解約金は必要なし
- 月額料金が携帯大手3社より安い
- 契約回線をドコモ・ソフトバンクから選べる
- かけ放題にも対応している
各項目を順番に解説していきますね。
契約期間の縛りがないため解約金は必要なし
HISモバイルには契約期間の縛りがありません。
かつて大手携帯3社の契約期間には「2年縛り」というものがありましたよね?
更新月以外に解約すれば1万円~2万円の違約金を取られてしまう契約者に不利な決まり。
ですがHISモバイルには契約期間の縛りがないのでいつ解約しても違約金は0円。
この縛りなしの対応こそHISモバイル最大のメリットといえるでしょう。
月額料金が携帯大手3社より安い
SIMフリースマホ全体にいえることですが、毎月の月額料金は大手携帯3社よりずっと安いです。
最低料金は月額590円から。
データ容量たっぷりの20GB+70分の無料通話付きプランでも2,178円。
ドコモの「ahamo」やauの「povo」よりもお得なんです。
毎月の携帯電話料金が1,000円安くなるだけで年間12,000円も違いますからね。
10年なら120,000円。
これはかなり大きな違いです。
契約回線をドコモ・ソフトバンクから選べる
HISモバイルは契約回線をドコモ、ソフトバンクから選べます。
「ドコモは繋がりやすいけどソフトバンクはぜんぜん繋がらない・・・」
「ソフトバンク回線よりドコモ回線の方が好き!」
このような考えを持っている人もいるのではないでしょうか?
ですが安心してください。
HISモバイルはドコモ、ソフトバンクの2回線に対応しているので、お住まいの地域の電波状況によって優れた方を選ぶことができます。
かけ放題にも対応している
かけ放題に対応しているのもHISモバイルの特徴の一つ。
「親戚や家族、友達と電話してたら一時間以上も経過してしまった・・・」
「仕事とプライベートの両方で通話してたら翌月の電話料金がすごい金額になってた!」
このような経験は誰にでもあるはずです。
だからこそかけ放題プランは絶対にあった方が安心。
しかもHISモバイルのかけ放題プランは他社でありがちな5分間かけ放題といった短時間ではありません。
何時間でもかけ放題。
この点もHISモバイルが人気を集めている理由の一つです。
HISモバイルのデメリット
次にHISモバイルのデメリットを見ていきましょう。
- データ容量の翌月繰越ができない
- 高速通信のON/OFFを設定できない
- 支払い方法がクレジットカードしかない
- キャリア決済に対応していない
こちらも各項目を順番に解説していきますね。
データ容量の翌月繰り越しができない
HISモバイルはデータの繰り越し非対応です。
他のSIMフリースマホならデータの繰り越しにも対応している場合があるのですが、この点は非常に残念ですね。
またいくらデータ容量を節約したところで繰り越しできないため、なるべく使い切った方がお得です。
高速通信のON/OFFが自分で設定できない
HISモバイルには高速通信のON/OFF切り替え機能がありません。
そのため「日中はあまりスマホを使わないから低速にしておこう。」、「データ容量が残り少なくなってきたからしばらく低速で使用したい。」といった使い方はできないわけです。
本来なら高速通信のON/OFF切り替え機能は常備されているのですが、この点は不便に感じてしまうかもしれません。
支払い方法がクレジットカードしかない
HISモバイルの支払方法はクレジットカードしかありません。
請求書払い、口座振替には非対応です。
もし携帯電話料金の支払いにクレジットカードを使いたくない場合、HISモバイルではない別のスマホを契約することをオススメします。
キャリア決済に対応していない
すでに触れた点でもありますが、HISモバイルはキャリア決済に対応していません。
そのためアプリの課金やネットショッピングの支払いなど、すべてクレジットカードからおこなう必要があります。
ちょっとした課金や支払いをスマホから簡単に支払いできないのは正直不便としかいいようがありません。
この点が改善されればもっと使いやすくなると思うのですが、今現状でいえば大手携帯3社より間違いなく劣っているといえるでしょう。
要注意!HISモバイルの速度制限について
HISモバイルはデータ容量がオーバーしたとき低速通信に切り替わります。
いわゆる「速度制限」というものですね。
速度制限になるとインターネットを見たり動画を視聴するときの動作が遅くなりますが、具体的な数字を出すと1秒間にダウンロードできるデータが128KBに制限されます。
あまりピンとこないですかね?
ではこれがどのくらい遅いか例を挙げると、単純なネットサーフィンでもページの切り替えに時間がかかったり、YouTubeの1番低い画質の動画であっても視聴できないほど。
はっきりいってストレスが溜まります。
このような現象に対する主な対策としては各アプリのデータセーブ機能を活用するのが有効です。
例えばYouTubeアプリでwi-fiに繋いでいないときは画質を自動的に下げ通信量を減らすなど、少し工夫するだけで通信容量をセーブしながら快適な高速通信を維持することができるんですよ。
このように普段から通信料を気にかけながら上手く活用することで制限を回避できます。
インターネットを快適に楽しみたい人は通信制限の回避法をぜひ取り入れてください。
HISモバイルの評判を徹底調査
HISモバイルについていろいろ解説してきましたが、ネット上での評判はどうなっているのでしょうか?
Twitterのリアルタイム検索で見かけた気になるつぶやきを一部紹介します。
格安SIMをいろいろ試して渡り歩いているお友達にHISモバイルが良いってお話を聞いたので気になり中。今はUQなんだけどなんだかんだで3800円くらいになっちゃってる💦
— ashiko@ストックillust (@ashikolam) September 9, 2021
ただ、LINE & PayPayユーザーならLINEMO、ペリアやGalaxy使いたいならahamoって感じでHISモバイルにも弱点は多い。
— 稚魚 (@kmh103_48) September 9, 2021
今契約してるHISモバイル、やっぱり繰り越しがないのが精神的に不便なんだよね個人的には……毎月ある程度残して使って精神的安定を得たいという気持ちが大きい
— 野菜サラダ (@salad831) September 7, 2021
格安 SIMをHISモバイルにするか日本通信にするかで迷った。Wi-Fiスポットがこれだけ増えてくるとはっきり言ってア○モとか20GBの容量はもはや不要。使わない通信費を毎月ドブに捨てているだけ。これまでの自分かなり愚かだった。6GBで充分かな。
— MAXSAT (@Baw27One) September 3, 2021
docomo回線ならOCNモバイルONEかHISモバイル、au回線ならIIJmio、SB回線ならnuroを選ぶことになるかなあ。
— 稚魚 (@kmh103_48) September 2, 2021
やはりデータの繰り越しができない点をネックとして挙げている人がいらっしゃいますね。
ただそこまでネガティブな意見は見当たらなかったので、SIMフリースマホの中では使いやすい部類に入るかと思います。
安さメインで選ぶならHISモバイルも選択肢の1つとして考えてもいいかも知れません。
最後に
如何でしたでしょうか?
今回はHISモバイルの携帯キャリア決済現金化事情について解説する他に、HISモバイルの全容を紹介してきました。
たしかにHISモバイルはSIMフリースマホの中でも使いやすい部類に入りますし、あの大手旅行会社HISが提供するサービスなので信用性もあります。
ですが携帯キャリア決済現金化を利用したいと考えるなら絶対に契約してはいけません。
なぜならキャリア決済自体に対応していないから。
いくらHISモバイルが使いやすくても、やはり決済関係が充実した大手携帯3社には総合的に劣ってしまうため、2台持ちの1台として考えるのが無難でしょう。
もし契約を考えている人がいるのなら、HISモバイルのメリット・デメリットをしっかり把握した上で検討してくださいね。
- クイックチェンジ編集部
- クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。