既に多くの人がご存知かと思いますが、「d払いアプリ」や「auPAYアプリ」、「PayPay」はキャリア決済から残高をチャージできます。
各携帯キャリアが自社サービスとして提供している決済アプリですから当然ですね。
では他の決済アプリはどうでしょう。
今現在、さまざまな決済アプリが用意されています。
そんな中、キャリア決済から残高をチャージできるものはあるのでしょうか?
そこで今回は、ファミリーマートの提供する決済アプリ「 ファミペイ(FamiPay)」について詳しく見ていきたいと思います。
普段の生活の中でも利用頻度の高いファミリーマートの提供する決済アプリにキャリア決済から残高をチャージできれば何かと便利ですよね?
はたしてファミペイの残高チャージ方法にキャリア決済は対応しているのか?
ファミペイのキャリア決済事情について詳しく見ていきましょう。
ファミペイ(FamiPay)はキャリア決済から残高チャージできない
まず先に結論をお伝えしますが、ファミペイはキャリア決済から残高をチャージすることはできません。
そもそもファミペイの残高チャージ方法にキャリア決済が用意されていないんですよね。
「ファミペイ=キャリア決済非対応」
ファミペイは「d払いアプリ」や「auPAYアプリ」、「PayPay」といった各携帯キャリアの用意している決済アプリに比べ、利便性があまり高くないので注意が必要です。
チャージ型プリペイドカードも使えないので要注意
勘の鋭い人なら次のような考えを持つかも知れません。
「各携帯キャリアの発行するチャージ型プリペイドカードにキャリア決済の残高をチャージすれば、クレジットカードとしてファミペイ残高にチャージできるんじゃない?」
チャージ型プリペイドカードをクレジットカードとして活用するということですね。
たしかにこれなら間接的にキャリア決済の残高をチャージできるかもしれません。
ですが、それはあくまでファミペイ側がチャージ型プリペイドカードに対応していた場合の話。
実はファミペイは一部を除くチャージ型プリペイドカード、デビットカードからの残高チャージに対応していないんです。
この点については「 よくあるご質問」にも記載済。
ドコモの発行する「dカードプリペイド」、auの発行する「au PAYプリペイドカード」は「MasterCard」になるため、ファミペイとの紐づけはできませんので注意してください。
ファミペイ(FamiPay)の残高チャージ方法は全部で5種類
先ほどの解説でファミペイのキャリア決済事情については理解できましたよね?
では次にファミペイの残高チャージ方法について見ていきましょう。
ファミペイが対応している残高チャージ方法は全部で5種類。
- 店頭現金チャージ
- 銀行口座チャージ
- クレジットカード
- ファミペイギフト
- ファミペイ翌月払い
クレジットカードですが、ファミマTカードを含むJCBブランドのカードが対応しており、その他ブランドは利用できません。
定番のVisa、MasterCardに対応していないことから、他の決済アプリに比べ使いにくさを感じてしまいます。
ファミペイギフトは何かしらの特典として受けとった際に活用するといいでしょう。
最後に紹介する「ファミペイ翌月払い」はファミペイ独自の後払い決済サービス。
気になっている人も多いと思います。
ただし、利用時の注意点などもあるため詳細は下記項目をご覧ください。
チャージ不要!「ファミペイ翌月払い」について
今現在さまざまな後払い決済サービスが存在しますが、ファミペイにも「ファミペイ翌月払い」という後払い決済システムが用意されています。
毎月1日から末日までの利用代金を翌月27日までに支払いできるという単純な仕組みなので、後払い初心者にもわかりやすいサービスですね。
ただし、ファミペイ翌月払いを使うには審査に通過することが必須。
ペイディ後払い、PayPay後払いの審査に通過している人ならファミペイ翌月払いの審査も問題なく通過できると思いますが、キャリア決済のように誰でも利用できるわけではないので注意してください。
「ファミペイ翌月払い」には「分割払い」、「スキップ払い」という機能が用意されています。「ファミペイ翌月払い」をより便利に使うための独自機能。大まかな概要は下記にて解説するので、興味のある人はぜひ一度ご覧ください。
最大12回まで分割できる「分割払い」
「分割払い」とは、ファミペイ翌月払いの支払いを最大12回まで分割できる機能。
毎月の生活に負担のない回数で支払いたいとき、毎月の支払い額を一定にしたいときなどに役立ちます。
もちろん2回払い、4回払いなど、ご自身の都合に合わせた選択もできるので、幅広い使い方ができます。
最大6か月先まで支払いを繰延できる「スキップ払い」
「スキップ払い」とは、ファミペイ翌月払いの支払いを最大6か月先まで繰延できる機能。
6か月以内なら好きな月を支払い月として選択できる点がポイントですね。
しかも支払いに選択した月は支払い期限の前日までなら変更できるので、急なトラブルにも安心して対応できます。
仕組みを正しく理解すれば分割払いと同じくらい便利に利用できますよ。
ファミペイの会員登録方法
こちらの項目ではファミペイの会員登録方法について紹介しますが、その前に一つ注意点。
ファミペイはパソコンから登録することができません。
登録するならスマホから手続きをおこなう必要があります。
下記手順はすべてスマホからおこなう場合の登録方法になるので、その点を考慮した上でご覧ください。
登録手順①:ファミペイをダウンロードする
まずはじめにファミペイをダウンロードします。
ファミペイの公式サイト、もしくは「Google Play」、「App Store」からダウンロードしてください。
登録手順②:SMS認証をおこなう
「初めての方」をタップし、SMS認証をおこまいます。
電話番号の入力ミスに気をつけてください。
登録手順③:確認画面に認証コードを入力する
SMSで届いた認証コードを確認画面に入力してください。
認証コードには有効期限が設定されているため、時間内に認証コードを入力しましょう。
登録手順④:会員情報の入力
認証コード入力後、続けて会員情報を入力します。
「お誕生日」は登録後に変更することはできませんので注意してください。
登録手順⑤:ファミペイの会員登録完了
入力情報確認後、問題なければ「この内容で登録する」をタップしてください。
これらの手順で登録手続きは完了です。
会員登録完了後、個人情報の細かい設定や電子マネーの利用設定をおこなってください。
ファミペイ(FamiPay)で支払いできないものとは?
ファミペイは主にファミリーマートでの買い物で便利に使える決済サービス。
ですが一部購入できない商品もあるので気をつけてください。
- 一部公共料金・各種お支払い
- チャージ代金:Tマネー、楽天Edy、WAON、交通系マネー
- 募金
- チケット(Famiパスのお支払い)
- クレジットカードローン
- 国際送金
- バイク自賠責保険・自転車保険
- Famiポート募金
- 国税
とはいえ、一般的な買い物に影響するものはありませんので、普段使いで考えるならそこまで気にする必要はないでしょう。
支払いに対して一部例外があるのだと覚えておいてください。
ファミペイ(FamiPay)で気になるメリット・デメリット
では最後にファミペイで気になるメリット・デメリットについて紹介します。
代表的なものをそれぞれ3つずつ取り上げているので、これからファミペイを発行する人はメリット・デメリットの両方を把握した上で手続きをおこなってください。
ファミペイ(FamiPay)のメリット
まずファミペイのメリットから紹介します。
Appleギフトカードを購入できる
ファミペイでAppleギフトカードを購入できる。
この事実を知らない人が意外に多いんですよね。
参考として過去に開催されたファミペイのAppleギフトカードキャンペーンを記載(画像)します。
他のコンビニはAppleギフトカードの購入に決済アプリを使えない場合がほとんどですが、ファミリーマートは別。
普通の買い物と合わせてAppleギフトカードを購入できる便利さはファミリーマート独自の強みだといえるでしょう。
会計時の決済作業が楽になる
会計時にファミペイを使うことで決済作業が圧倒的に楽になります。
スマホ一つで支払いが完結しますからね。
わざわざ財布からお金を取り出す必要なんてありません。
小銭のやり取りなくスマートに決済できる点はファミペイを含むモバイル決済独自のメリットです。
買い物代金を後払いにできる
「ファミペイ翌月払い」を使えば買い物代金を後払いにできます。
毎回数百円単位の買い物代金を都度払いするのは正直面倒ですよね?
そんなときファミペイ翌月払いを使うことで前月の買い物代金をまとめて支払うことができます。
一回の会計単価が低い人は後払いを活用し、まとめて支払った方が何かと便利ですよ。
ファミペイ(FamiPay)のデメリット
次にファミペイのデメリットについて見ていきます。
チャージ方法が少ない
本記事のはじめの項目でも触れましたが、ファミペイは「d払いアプリ」や「auPAYアプリ」、「PayPay」といった各携帯キャリアの用意している決済アプリに比べ、利便性があまり高くありません。
なぜならチャージ方法が少ないから。
ファミペイの残高チャージ方法は全部で5種類。
ですが実用性という視点から考えた場合、もっとも活用できるのは「ファミペイ翌月払い」の一択。
店頭や銀行口座からチャージするにしてもリアルタイム反映は難しいですし、クレジットカードはJCBのみなので利便性に欠けます。
ファミペイギフトはオマケ程度に考えておいた方がいいでしょう。
これらのことを考えると、「ファミペイ翌月払い」の他は使い勝手が悪く感じてしまいます。
やはり大手携帯キャリアの決済アプリと比べると使いにくさが目立ちますね。
後払いを使うには審査必須
各携帯キャリアの提供するキャリア決済は、携帯電話を契約した時点で誰でも使うことができます。
ですがファミペイ翌月払いは審査に通過しなければ使うことはできません。
この審査という部分もデメリットの一つ。
ファミペイを登録したすべての人が後払い機能を利用できるわけではないですからね。
過去にクレジットカードでトラブルを起こした人、支払いを滞納したことがある人はファミペイ翌月払いの審査に落ちることもあるので注意してください。
使い道が少なく利便性に欠ける
ファミペイは使い道が少なく利便性に欠ける点も考慮しなければいけません。
ファミリーマートのみで使うなら何も問題ありませんが、「d払い」や「auPAY」、「PayPay」のように幅広い店舗で決済できるわけではないんです。
実店舗で使う分にはそれなりに対応していると思いますが、ネット上からのオンライン決済は正直微妙。
利便性を考えるとファミペイをメインのスマホ決済として考えるのはやめた方がいいですね。
まとめ
如何でしたでしょうか?
ここまでご覧いただけたのなら、ファミペイのキャリア決済事情からファミペイの登録方法、メリット・デメリットまで、そのすべてを把握できたと思います。
ファミペイが便利な決済アプリであることは間違いありませんが、総合的に見るとやはり「d払いアプリ」や「auPAYアプリ」、「PayPay」の方が優れていると思います。
何といってもキャリア決済から残高をチャージできますからね。
ファミペイにも「ファミペイ翌月払い」が用意されていますが、審査必須ということでどうしてもキャリア決済に劣ります。
このような点を考慮すると、ファミペイはあくまでスマホ決済の2番手。
メインの決済方法としては難しいといえます。
とはいえ発行するのに面倒な手続きは一切ありませんので、気になる人は試しに一度発行してみてください。
- クイックチェンジ編集部
- クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。