イオンモバイルから携帯キャリア決済現金化を利用できない理由

イオンモバイルはドコモ回線とau回線のマルチキャリアに対応していることから、「イオンモバイルでもドコモ払い、auかんたん決済を利用できるんじゃないの?」と考える人がいらっしゃいます。

そもそもイオンモバイルでキャリア決済を利用することはできるのでしょうか?

もちろんキャリア決済を利用できなければ「携帯キャリア決済現金化」というサービスそのものを利用することはできません。

そこで今回の記事では、イオンモバイルのキャリア決済事情やイオンモバイルから携帯キャリア決済現金化を利用できるのか、またイオンモバイルに関する基本的な概要についてお伝えしたいと思います。

イオンモバイルを契約している人にとっては必見の内容になってますよ。

イオンモバイルは携帯キャリア決済現金化非対応

まず先に結論からお伝えしますが、イオンモバイルは携帯キャリア決済現金化を利用できません。

なぜならイオンモバイルではキャリア決済を利用できないから。

ちなみに次のような質問がごく稀に届きます。

「イオンモバイルはドコモ回線とau回線のマルチキャリアに対応してるからキャリア決済を利用できるでしょ?」

たしかにイオンモバイルはドコモ回線、au回線の両方に対応しているので、このような考えになる気持ちもわかります。

ただイオンモバイルはあくまでドコモ、auから回線を借りているだけ。

そのためイオンモバイルからドコモ、auと同等のサービスを利用することはできないんです。

あくまでイオンモバイルはイオンモバイル。

公式ホームページ」に記載のあるオプションサービスしか利用できません。

もしドコモ、auが提供する正規のサービスを受けたいなら、ドコモ、auで携帯電話を契約しましょう。

イオンモバイルはSIMフリースマホの一種

イオンモバイルはSIMフリースマホに該当します。

SIMフリースマホは月額料金の安さに定評のある携帯電話ですよね?

ただし機能面での使いにくさが目立つことも事実。

そこでここからは、イオンモバイルの全容について詳しく見ていきたいと思います。

もしイオンモバイルの契約を検討している人がいるのなら、こちらの内容を検討材料の一つに加えてください。

イオンモバイルってどんな携帯電話会社?

さきほども触れましたが、イオンモバイルはSIMフリースマホに該当します。

ドコモ回線とau回線のマルチキャリアに対応しているのが特徴的ですね。

また全国に200店舗以上あるイオンの店頭で契約できる他に、対面でのサポートにも対応しています。

SIMフリースマホを契約する場合、基本的にはオンライン契約一択ですよね?

格安SIM会社はコスト削減のため対面でのサポートには対応していません。

ですがイオンモバイルは店舗数の多さからブースを設け対面でのサポートにも取り組んでいます。

この点はイオンだからこそできる強みともいえるでしょう。

イオンモバイルの月額料金

イオンモバイルの料金プランは「音声SIMプラン」「シェアプラン」「データプラン」の3種類から選べます。

さらにそのプランの中から「さいてきプラン」「さいてきプラン MORIMORI」「やさしいプラン」を選択し月額料金を決定します。

契約する容量によって月額料金は変わりますが、一番安いプランで「音声SIMプラン/0.5GB:1,023円(税込)」「シェアプラン/4GB:1,738円(税込)」「データプラン/1GB:528円(税込)」

詳しくはイオンモバイル公式サイト「料金プラン」からご覧ください。

イオンモバイルのオプションプラン

イオンモバイルのオプションプランは複数用意されているので、ご自身の用途に合わせたものをピックアップするのがオススメです。

イオンモバイル公式サイト「 オプション」から確認できますが、分かりやすいように表でまとめましたので気になる人は一度ご覧ください。

保証・サポートに関するオプション
イオンスマホ安心パック税込660円/月額(au回線)税込770円/月額(ドコモ回線)
イオンスマホ安心保証税込385円/月額(au回線)税込495円/月額(ドコモ回線)
イオンスマホ電話サポート税込330円/月額(au回線)税込330円/月額(ドコモ回線)
イオンスマホセキュリティ税込165円/月額(au回線)税込165円/月額(ドコモ回線)
イオンモバイル持ちこみ保証税込605円/月額(au回線)税込715円/月額(ドコモ回線)
通話料割引・かけ放題に関するオプション
イオンでんわ一律 税込11円/30秒/月額
イオンでんわ5分かけ放題税込550円/月額
イオンでんわ10分かけ放題税込935円/月額
やさしい10分かけ放題税込935円/月額(60歳以上限定)
050かけ放題税込1,078円/月額
その他便利なオプション
イオンモバイル速度切り替え無料
イオンモバイルセキュリティPlus税込220円/月額
子どもパック税込165円/月額
Filii(フィリー)税込400円/月額
アプリ超ホーダイ税込396円/月額
スマート留守電税込319円/月額
留守番電話税込330円/月額
割り込み電話着信税込220円/月額
SMS税込154円/月額
データ容量追加税込528円/月額
やさしい1GBクーポン税込528円/月額(60歳以上限定)

イオンモバイルのメリット・デメリット

では次にイオンモバイルのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

大手携帯キャリアと比較した場合で考えているのでその点をご理解ください。

イオンモバイルのメリット

まずメリットとして挙げらるのは次の3つ。

  • プランやオプションの選択肢が多い
  • 大手携帯キャリアに比べ月額料金が安い
  • 余ったデータ通信量を翌月に繰り越せる

それでは各項目ごとに詳しく解説していきます。

オプションの選択肢が多い

SIMフリースマホはご自身の用途に合わせたオプションのみをピックアップすることが可能です。

無駄なオプションを省けるともいえますね。

大手携帯キャリアの場合、割引の代わりに不必要なオプションに加入させられることも少なくありません。

契約するだけならいいのですが、そのあと自分自身で加入したオプションを解約しなければ毎月自動で課金されます。

いわゆるゾンビ会員というやつですね。

ですがSIMフリースマホならそんな心配は一切不要。

自分に必要なオプションだけを選んで契約できるため、不必要なオプションで課金される心配なんてないんです。

この多様性はSIMフリースマホだけのメリットといえるでしょう。

大手携帯キャリアに比べ月額料金が安い

大手携帯キャリアに比べ月額料金が安いという点はすべてのSIMフリースマホに共通する部分です。

SIMフリースマホなら一番安くて月額数百円。

これだけ安く契約できれば毎月の携帯電話料金の支払いを大幅に削減できますよね?

実際、大手携帯キャリアの料金プランが高すぎるともいえますが、普段あまり携帯電話を使わない人にとっては数千円とはいえ節約したいと考えるのが普通です。

料金だけを見た場合、間違いなく大手携帯キャリアよりSIMフリースマホはお得ですよ。

余ったデータ通信量を翌月に繰り越せる

余ったデータ通信量を翌月に繰り越せるのもSIMフリースマホ独自のメリットといえます。

大手携帯キャリアの場合、「〇〇GBまで〇〇円!」というように、このくらいまで使えるから月額料金は〇〇円ですと謳っていますが、データ通信料の繰り越しはできません。

なぜなら「〇〇GBまで〇〇円!」からも分かる通り、GBを上限まで使っても使わなくても決まった料金が請求されるからです。

ですがSIMフリースマホなら余ったGBを翌月に繰り越すことが可能。

データ通信料は使う月と使わない月で大きな差がでますよね?

ですがそんなときでもデータ通信料が無駄にならないのは大きなメリットといえるでしょう。

イオンモバイルのデメリット

次はデメリットですが、もっとも気になるのは次の3つ。

  • キャリア決済が利用できない
  • 通信速度が遅い
  • キャリアメールが使えない

それでは各項目ごとに詳しく解説していきます。

キャリア決済が利用できない

はじめの項目「イオンモバイルは携帯キャリア決済現金化非対応」でも触れましたが、イオンモバイルではキャリア決済を利用することはできません。

いくらドコモ回線、au回線に対応しているとはいえ、あくまでドコモ、auから回線を借りているだけ。

イオンモバイルはドコモ、auと同等のサービスを提供できないんです。

キャリア決済を利用したいならやはり大手携帯キャリアのいずれかで契約する必要があります。

毎月の携帯電話料金はSIMフリースマホに比べ割高になってしまいますが、このようなサービス面から考えれば使いやすいのは間違いなく大手携帯キャリア。

はっきりいってドコモ、au、ソフトバンクにはそこまで大きな差はありません。

ですがSIMフリースマホと大手携帯キャリアにはあきらかに差があります。

安さを取るか、使いやすさを取るか、人それぞれ価値観は違うのでなんともいえませんが、長く利用することを考えると数千円のお得感を取るより機能面の充実、使いやすさを取った方がいいような気はしますね。

通信速度が遅い

通信速度の遅さはSIMフリースマホすべてに共通するデメリットです。

こちらは回線を保有している大手携帯キャリアと回線を借りているだけの格安SIM会社の差ともいえますね。

LINEやメール程度なら大きな差は感じないと思いますが、ネット検索やアプリの起動ではあきらかに差がでます。

とくに夕方から夜にかけては、SIMフリースマホだとなかなか接続できなくてイライラしてしまうことも・・・。

安定した回線速度を求めるなら間違いなく大手携帯キャリアにすべきです。

キャリアメールが使えない

SIMフリースマホはキャリアメールに対応していません。

「〇〇〇〇@docomo.ne.jp」、「〇〇〇〇@au.com」のようなアドレスですね。

そのためGmailやヤフーメールを代用として発行する必要があります。

とはいえGmailやヤフーメールを普段使いしている人が多くなってきたことから、キャリアメールが使えないこと自体そこまでデメリットに感じないかもしれません。

もちろん今までキャリアメールを使っていた人にとってはデメリットに感じるかも知れませんが、Gmailやヤフーメールにすぐ慣れることが予想できます。

このデメリットはあくまでごく一部のユーザー限定として覚えておいてください。

現金化目的なら大手携帯キャリアを利用しよう

イオンモバイルはSIMフリースマホに分類されるため、大手携帯キャリアに比べると全体的に月額料金を安く済ませることができます。

ただしあくまでSIMフリースマホ。

サービス内容でいえば大手携帯キャリアに見劣りしてしまいます。

もちろんキャリア決済も利用できません。

そもそもキャルア決済を利用できなければ「携帯キャリア決済現金化」というサービスそのものを利用できませんよね?

現金化目的で携帯電話を契約するならやはり大手携帯キャリア、ドコモ・au・ソフトバンクを利用するべきでしょう。

しかも大手携帯キャリアなら回線速度も安定しますからね。

単純に月額料金が安いからという理由でイオンモバイルを契約してしまうと、あとから後悔することにもなり兼ねません。

必ずサービス内容に目を通してからご自身の用途に合う合わないを検討した上で契約することをオススメします。


クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。