キャリア決済の安全性について理解しよう

ネットショップでの買い物やウェブサービスの利用にあたって、非常に便利なのが「キャリア決済」という支払い手段です。

キャリア決済は、クレジットカードを持っていなくてもネット決済ができることから、人気の決済方法の一つになっていますが、はたしてその安全性はどうなのでしょうか?

今回は、キャリア決済の利用を検討しているという方のために、キャリア決済がどういうものなのか、また、安全性の高さについて説明していきます。

キャリア決済とは?

キャリア決済とは?

キャリア決済とは「ドコモ」「au」「ソフトバンク」携帯3大キャリアで利用できる決済方法です。

キャリア決済を使えば、ネットショップやウェブサービスの料金の支払いが、毎月の携帯料金と併せて支払いできます。

キャリア決済の種類

キャリア決済には以下の3種類があり、それぞれ契約している携帯キャリアのキャリア決済が利用できます。

  • ドコモ:d払い・ドコモ払い
  • au:auかんたん決済
  • ソフトバンク:ソフトバンクまとめて支払い
  • ワイモバイル:ワイモバイルまとめて支払い

3大キャリアだけでなく、ソフトバンク傘下の「ワイモバイル」と契約している人も「ワイモバイルまとめて支払い」でキャリア決済が利用可能です。

キャリア決済はクレジットカードと同じようにネット決済ができる

キャリア決済はクレジットカードと同じようにネット決済ができる

キャリア決済の最大のメリットは、何と言ってもクレジットカードと同じようにネット決済ができるという点にあります。

通常、ネットショッピングをしたり、ウェブサービスに登録したりする場合、料金の支払いにクレジットカードを利用するところが多くなっています。

しかし、クレジットカードは18歳以上しか作ることができず、審査に通らないなどの理由で作れないという方も多いです。

ですが、キャリア決済を使うことで、クレジットカードを持っていなくても、ネットショッピングの商品代金やウェブサービスの料金をネットで支払うことができます。

そのためキャリア決済は、クレジットカードを持っていない方にうってつけのサービスと言えるでしょう。

キャリア決済の注意点

キャリア決済の注意点

キャリア決済には、利用するにあたっての注意点もあります。

ここでは、キャリア決済を利用する場合の注意点について説明していきましょう。

全てのネットショップでキャリア決済が利用できるわけではない

キャリア決済は、全てのネットショップやウェブサービスで利用できるわけではなく、キャリア決済に対応したショップやサービスでしか利用できません

さらに、契約しているキャリアによって、利用できるショップやサービスも異なります。

例えば、Amazonはドコモ払いとauかんたん支払いに対応していますが、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いには対応していません。

つまり、ドコモとauのユーザーはAmazonでキャリア決済を利用できますが、ソフトバンクとワイモバイルのユーザーはAmazonでキャリア決済を利用することはできません。

ネットショップなどでキャリア決済を利用したい場合は、事前に自分の契約しているキャリアでの決済に対応しているショップなのかどうかを確認しておくといいでしょう。

3大キャリアのうち、ドコモとauには各キャリア決済の公式ページも用意されており、利用できるショップやサービスも一覧で紹介されています。

格安SIMではキャリア決済を使えない

先ほども説明したとおり、キャリア決済は毎月の携帯料金と併せて支払いができる決済方法です。

そのため、当然ながら格安SIMのスマホを使っている方はキャリア決済を利用できません。

これから格安SIMのスマホに乗り換えようと思っている方は、キャリア決済を使えなくなってしまうので注意しましょう。

キャリア決済の安全性はどうなの?

キャリア決済の安全性はどうなの?

ここまでキャリア決済のメリットなどについて説明してきましたが、安全性のほうはどうなのでしょうか?

いくら便利でも、簡単に不正利用されてしまうようでは安心して使えません。

ここでは、キャリア決済の安全性について説明していきます。

キャリア決済はクレジットカードより安全性が高い

ネットショッピングやウェブサービスの利用にクレジットカードを使いたくないという方は少なくないようです。

ネットショップやウェブサービスで料金の支払いにクレジットカードを利用する場合、当然クレジットカードの情報を入力しなければなりません。

ですが、このカード情報が漏洩して、第三者に不正利用、つまり、勝手にカード情報を使われて高額な商品を購入されてしまう可能性も十分考えられます。

クレジットカードの情報を登録するショップやサービスが増えれば増えるほど、個人情報の漏洩や不正利用されるリスクも高くなります。

そのため、クレジットカード情報の漏洩を防ぐために、カードを持っていてもクレジットカード決済を利用しないという方もいるようです。

一方、キャリア決済の場合、ネットショップでの決済にあたって必要な情報はパスワードのみとなります。

パスワードが流出したとしても、それだけでは不正利用ができませんから、キャリア決済はクレジットカード決済に比べ情報漏洩による不正利用のリスクは低いと言えるでしょう。

キャリア決済が不正利用される可能性もある

ですが、キャリア決済が不正利用される確率はゼロではありません。

キャリア決済の不正利用は、各携帯キャリアのIDとパスワードさえ分かれば不可能ではないのです。

実際にドコモでは、ドコモの名を騙った偽メールによって、キャリア決済を不正利用されるという事件も起こっています。

ドコモには「dアカウント」というドコモのサービスを利用するためのアカウントがあり、以下の手口を使えば、ドコモユーザーのIDとパスワードを入手できるのです。

  1. dアカウントのログインフォームにそっくりの偽ページを作る
  2. ドコモの名を騙って、「不正ログインされたおそれがあるため、パスワードを再設定してください」などというメールを送り、偽ページのリンクを載せておく
  3. メールを送られたユーザーたちはパスワードの再設定のため、偽サイトにIDとパスワードを入力し、ログインする
  4. 犯人は、ユーザーたちのIDとパスワードを入手できる

このような手口に騙され、うっかり偽サイトにIDとパスワードを入力してしまうと、キャリア決済を不正利用される危険があります。

こうした被害にあわないためにも、怪しいメールが来たら、各キャリアの公式ページに問い合わせて確認をとると安全です。

不正利用はキャリア決済の利用によって起こるわけではない

ここまでキャリア決済の不正利用のリスクについて説明してきましたが、これはキャリア決済を利用したから起こるというものではありません。

各携帯キャリアのIDとパスワードは、携帯キャリアと契約している方なら、キャリア決済を利用していなくても持っています。

先ほど紹介した手口では、IDとパスワードを偽メールで案内されたページに入力したことが情報漏洩の原因で、キャリア決済を利用しているかどうかは関係ありません。

キャリア決済をすることで不正利用されるリスクが出てくるわけではないということを覚えておきましょう。

安全性を重視するならキャリア決済がおすすめ

安全性を重視するならキャリア決済がおすすめ

キャリア決済は、ネットショップやウェブサービスなどの料金を、契約している携帯キャリアの毎月のスマホ料金と併せて支払える決済方法です。

利用時にカード情報を入力するクレジットカードと違い、キャリア決済はパスワードを入力するだけで利用できるため、情報漏洩による不正利用のリスクが少なく、安全性が高い点がメリットです。

キャリア決済も、各携帯キャリアの名を騙った偽メールによって不正利用されてしまう可能性もあります。

とはいえ、偽メールによる情報漏洩はキャリア決済を利用したことによって起こることではなく、各携帯キャリアと契約していれば誰にでも起こり得ることです。

そのため、やはりキャリア決済はクレジットカードより安全性が高いと言えるでしょう。

クレジットカードの利用に抵抗があるという方は、ぜひキャリア決済を利用してみてはどうでしょうか。

クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部
クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。