2019年10月1日から「キャッシュレス・消費者還元事業(キャッシュレス・ポイント還元事業)」と称した政府の施策も始まり、キャッシュレス決済が今後ますます盛り上がりを見せそうな兆しを見せています。
その中でも特に注目すべき決済サービスは「 PayPay」で間違いありません。
2018年からサービスを開始し、現在の利用者は4700万人を超えました。
そんな大人気のPayPayですが、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いから残高チャージが可能となっていることをご存知ですか?
多くのキャッシュレス決済は、残高のチャージ方法としてクレジットカードを取り入れており、キャリア決済は非対応になっている場合が多いです。
ですが、PayPayはソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いから残高チャージできるんですよ。
とはいえこれからPayPayを利用する人、既にPayPayをインストールしているのに使い方がイマイチ分からない人、スマホの操作が不慣れな人は、次のような疑問を思い浮かべるのも事実。
PayPay残高をソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージしたいけど手順が分からない・・・
チャージできるキャリア決済はソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いだけ?他のキャリア決済はどうなの?
そんな不安を解消するため、本記事では「PayPay残高をソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージする全手順」について徹底解説。
また、PayPay残高のチャージに対応しているキャリア決済の種類や、PayPayを利用する上での注意点など、基本的な概要についても紹介していきます。
こちらの記事をPayPayにおける基礎知識としてお役立てください。
それではさっそく見ていきましょう。
PayPay残高のチャージに対応しているキャリア決済の種類
PayPay残高のチャージに対応しているキャリア決済ですが、今のところ「ソフトバンクまとめて支払い」、「ワイモバイルまとめて支払い」、「LINEMO」の3種類。
そもそもPayPayはソフトバンク、ヤフー両社によってサービスが展開されているため、ソフトバンク系列のキャリア決済が利用できるのは当たり前ですね。
ちなみに「d払い」、「auかんたん決済」、「その他SIMフリーのキャリア決済」は対応していないので注意してください。
ソフトバンクまとめて支払い | 対応 |
---|---|
ワイモバイルまとめて支払い | 対応 |
LINEMO | 対応 |
d払い | 非対応 |
auかんたん決済 | 非対応 |
その他キャリア決済 | 非対応 |
PayPay残高をソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージする全手順
では次に、本記事の最重要テーマ「PayPay残高をソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージする全手順」について解説していきます。
下記にて解説する手順通りに作業を進めれば、簡単にPayPay残高をソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージできますよ。
また、スマホの操作が不慣れな人でもスムーズに作業をおこなえるよう、一部画像付きで解説します。
それでは、以下4ステップを参考に手順を進めていきましょう。
ステップ1:PayPayアプリをダウンロードする
まだ「PayPay」をダウンロードしていない人は、「 Google Play」、「 App Store」から「PayPayアプリ」をダウンロードしてください。
ダウンロードが完了したらアカウント登録をおこない、SNS認証を済ませ登録を完了させます。
ステップ2:タブ項目「支払う」の中から「チャージ」を選択
登録が完了したら支払い方法を選択します。
PayPayのホーム画面右下にある「チャージ」をタップしてください。
ステップ3:その他のチャージ方法から「ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO」を選択
チャージ方法一覧から「ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO」を選択します。
ステップ4:チャージする金額を入力し残高に追加する
ご自身の利用している携帯電話会社の決済方法を選択し、チャージしたい金額を入力。
その後「チャージする」をタップすることでチャージ手続きが完了します。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからの残高チャージで気を付けるべき4つの注意点
ここからは「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いから残高チャージする際に気を付けるべき4つの注意点」について解説していきます。
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからの残高チャージはPayPayマネーライト扱いになる
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージするには携帯電話回線の連携が必要
- PayPayポイントが貯まらない
- 2回目以降のチャージから手数料が2.5%かかる
PayPay初心者は必ず把握しておきましょう。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからの残高チャージはPayPayマネーライト扱いになる
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージした残高は出金できない「PayPayマネーライト」として扱われます。
また、本人確認をおこなっていない人が銀行口座、セブン銀行ATMなどからチャージする場合も「PayPayマネーライト」として扱われます。
「PayPayマネーライト」は「PayPayマネー」と違い出金することはできません。
本人確認をおこなったとしても、一度「PayPayマネーライト」として扱われた残高が「PayPayマネー」に変わるようなこともありません。
この点を把握した上でチャージする金額を考えましょう。
ごく稀に「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからPayPayに残高チャージして、後から引き出せばいいんしゃない?」と考える人がいらっしゃいますが、このような現金化行為をおこなうことはできません。ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージした残高は「PayPayマネーライト」として扱われることを覚えておいてください。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージするには携帯電話回線の連携が必要
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからPayPay残高をチャージするには、携帯電話回線をPayPayアカウントと連携させる必要があります。
PayPayアカウントとの連携は下記手順を参考にしてください。
- ステップ①:PayPayアプリのホーム画面右下にある「アカウント」を選択します。
- ステップ②:「外部サービス連携」をタップします。
- ステップ③:ご自身の使っている携帯キャリアを選択し、「連携する」をタップします。
- ステップ④:まとめて支払いの利用規約などを確認し、「上記に同意して連携する」をタップします。
- ステップ⑤:連携完了後、残高チャージの設定へ進みます。
- ステップ⑥:表示された携帯電話番号を確認し、設定をおこなうことで登録が完了します。
WiFi回線で接続している場合、PayPayアカウントとの連携はできません。
必ずWiFi接続をOFFにしてから連携作業をおこないましょう。
また、PayPayに登録している携帯電話番号と違う端末では連携そのものができないので注意してください。
PayPayポイントが貯まらない
PayPayに残高をチャージするとき、PayPayカードを選択すれば「PayPayポイント」が貯まります。
ですが、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いから残高をチャージした場合、PayPayポイントの恩恵を受けることはできません。
「PayPayポイントを効率よく貯めたい!」という人は、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いではなくPayPayカードから残高チャージをおこなってください。
2回目以降のチャージから手数料が2.5%かかる
2023年9月1日以降、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを利用したPayPay残高のチャージに以下の変更が加えられました。
- 毎月初回チャージは手数料無料
- 月間で2回目以降のチャージは「手数料:2.5%」
「チャージ金額5,000円+手数料125円=5,125円」が請求されるということですね。
PayPay決済時の基本的なポイント還元率が0.5%であることを考えると、チャージ手数料「2.5%」は決して安くありません。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いをメインのチャージ方法として利用したいなら、毎月のチャージ回数は1回、残高はまとめてチャージするなど工夫することが大切です。
PayPay残高をソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージできない4つの理由
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからPayPay残高をチャージできない場合、以下4つを確認してみてください。
- 携帯電話回線との連携が解除されている
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いに利用制限を設けている
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを限度額上限まで使っている
- 携帯電話料金の支払いに遅れ(滞納)が生じている
どれも簡単に解決できるので、慌てず冷静に確認作業をおこなってください。
携帯電話回線との連携が解除されている
長い間PayPayを利用していなかったり、契約内容の変更などをおこなった、既にソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOとの契約を終了している場合、携帯電話回線とPayPayの連携が解除されている可能性が考えられます。
携帯電話回線とPayPayの連携が解除されていれば、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いから残高をチャージすることはできません。
もし今現在、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOの回線を契約しているのに残高チャージできない場合、以下の手順を参考に携帯電話回線とPayPayアカウントの連携をやり直し、再度チャージしてみてください。
- ステップ①:PayPayアプリのホーム画面右下にある「アカウント」を選択します。
- ステップ②:「外部サービス連携」を選択します。
- ステップ③:「ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO 解除する」を選択し、一度連携を解除します。既に解除されている場合はステップ4に進んでください。
- ステップ④:「ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO 連携する」を選択し、再連携とチャージ設定をおこなってください。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いに利用制限を設けている
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いに利用制限を設けている場合、設定した金額以上使うことはできません。
使い過ぎを防止する目的で利用制限を設けている人もいらっしゃいますが、その場合は設定金額を見直す必要があります。
限度額の変更は各携帯電話会社に用意された専用ページにログインすれば簡単におこなえるので、変更が必要な人は手続きをおこなってください。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを限度額上限まで使っている
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いの限度額は「最大10万円/月」。
ただし限度額は契約年数や利用実績によって人それぞれ異なります。
その設定された限度額を上限まで使っている場合、それ以上の金額を利用することはできません。
ご自身で使用できるソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いの限度額をしっかり把握し、その範囲内で計画的に利用してください。
携帯電話料金の支払いに遅れ(滞納)が生じている
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いで使った代金は、翌月の携帯電話料金と一緒に請求されます。
ここでポイント。
もし携帯電話料金の支払いを滞納した場合、当然ですがソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いも使えなくなるので気を付けてください。
ソフトバンクの「よくある質問」では、以下のように記載されています。
携帯電話料金を支払期日までにお支払いができなかった場合、翌請求月開始日より最大8日間、「ソフトバンクまとめて支払い」のご利用ができなくなる場合があります(支払期日後にお支払いした場合でも、翌請求月開始日より最大8日間ご利用を制限します)。
引用元: 未払い料金を入金しましたが、利用できません。いつから利用できますか?[ソフトバンクまとめて支払い] | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
使ったものは期日以内に必ず支払う。
当たり前のことですが、携帯電話料金は絶対に滞納しないよう注意してください。
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回の記事では、以下4点について詳しく解説してきました。
- PayPay残高のチャージに対応しているキャリア決済の種類
- PayPay残高をソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージする全手順
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからの残高チャージで気を付けるべき4つの注意点
- PayPay残高をソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージできない4つの理由
ただし、「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからの残高チャージで気を付けるべき4つの注意点」でも解説した通り、多少の制限があることは覚えておいてください。
また、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いでチャージした残高を引き出すような現金化目的での利用もできません。
PayPayの仕組みをしっかり把握した上で、常識ある利用を心掛けましょう。
- クイックチェンジ編集部
- クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。