大手携帯キャリアより月額の携帯電話料金を抑えることができるため、一部のユーザーから根強い人気を得ている格安SIM。
その中でも「OCNモバイルONE」は通話に関するサービスが充実しているため、2台持ちの1台として人気です。
ですが最近のモバイル市場の動きから見ると、格安SIMで携帯電話を契約する際、もっとも気になるのはキャリア決済が使えるかどうか。
キャリア決済は課金した代金の支払いに便利に活用できるサービスであり、利用できないと困るシーンも出てきてしまうでしょう。
そこで今回の記事では、OCNモバイルONEでキャリア決済を利用できるのか、また格安SIM全体のデメリット、さらに格安SIMと比べた際の大手携帯キャリアのメリットなど紹介していきます。
「OCNモバイルONEでキャリア決済が使えるか知りたい!」
「格安SIMと大手携帯キャリアを比較したい!」
「大手携帯キャリアにどんなメリットがあるのか知りたい!」
このような考えの人は、今後の参考としてぜひ今回の記事をご覧ください。
OCNモバイルONEにはキャリア決済が存在しない
先に結論からお伝えすると、OCNモバイルONEにはキャリア決済に該当するサービスは存在しません。
そのためキャリア決済自体を利用することができないのです。
今現在キャリア決済に該当するサービスは以下の7種類。
ドコモ | d払い |
---|---|
au | auかんたん決済 |
ソフトバンク | ソフトバンクまとめて支払い |
ワイモバイル | ワイモバイルまとめて支払い |
楽天モバイル | 楽天モバイル決済 |
UQモバイル | auかんたん決済 |
mineo | mineo決済 |
そのため「契約する携帯電話でキャリア決済を使いたい!」、「キャリア決済が使えないと支払いが不便だから困る・・・」といった人には不向きなサービスになります。
格安SIMサービスのデメリットとは?
OCNモバイルONEでキャリア決済が使えないといった事例からも分かる通り、格安SIMサービスには気をつけるべきデメリットがいくつか存在します。
ここからはOCNモバイルを含む格安SIMサービスのデメリットについて詳しく見ていきたいと思います。
・回線速度が遅くなりがち
・サポートに関して不安がある
下記にて紹介する代表的なデメリットはこれら3つ。
それでは各デメリットについて詳しく見ていきましょう。
キャリア決済が使えない、使いにくい
すでにお伝えしましたが、OCNモバイルONEでキャリア決済は利用できません。
また格安SIMサービスのキャリア決済は、利用可能範囲が制限されていることが多く、もし格安SIMで携帯電話を契約するのであれば、キャリア決済の利用可能範囲ついてしっかり確認する必要があります。
「mineo」の提供する「mineoキャリア決済」ですが、サービス内容はアプリ課金などごく一部に限られており、果たしてこのサービスをキャリア決済と呼んでいいのか微妙なところ。
さらに「UQモバイル」が提供するキャリア決済「auかんたん決済」は、本家auのキャリア決済に比べて利用可能範囲が狭く(mineoのキャリア決済より多少は便利ですが・・・)、サービスそのものが大きく見劣りしてしまいます。
「楽天モバイル」は2019年10月1日から大手携帯キャリアと同様の位置付けになりましたが、現在はテストとしてサービスを運用するのみとなり、実質格安SIM会社と同じ扱いになります。
提供している「楽天モバイルキャリア決済」は、mineoと同様にアプリ課金などでしか使えないため、実用性に乏しい扱いにくいサービスとなっています。
ちなみに「ワイモバイルまとめて支払い」は「ソフトバンクまとめて支払い」と同様のサービスであることから、実質格安SIMサービスでまともにキャリア決済を使えるのはワイモバイルのみ(デジタルコードの購入に制限あり)となります。
回線速度が遅くなりがち
格安SIMサービスを提供する会社の多くは、大手携帯3キャリアから施設を借りて運用しているパターンが多く(MVNO)、使える施設数も限られています。
そのため回線に接続が集中する時間帯(12~13時など)には、回線速度が急激に遅くなったりと回線トラブルが多くなりがちです。
また回線が混雑していなくても、元々の通信速度は大手携帯3キャリアに及びません。
格安SIM会社で安定した通信速度を求めるならワイモバイルかUQモバイルの完全二択。
格安SIMの中でもトップクラスの速度が出るこの2つに間違いなく絞られます。
サポートに関して不安がある
携帯電話を契約する際に重要視する料金プランですが、格安SIMの料金プランは大手携帯3キャリアよりなぜ低価格なのか?
それはサポートやサービスにかかる費用を削ることで料金安を実現しているのです。
そのため「手厚いサポートやサービスを受けたい!」といった人には、格安SIMでのサービスは不向きだといえます。
サポートもチャットや電話でしか受けられません。
また契約後のインターネット接続設定なども自前でおこなわなければいけないパターンが多いです。
ワイモバイルやUQモバイルには実店舗も存在しますが、あくまでメインはドコモ、au、ソフトバンクであることから、充実した対面サポートを受けられるかは微妙なところ。
大手家電量販店と提携し代理店扱いにすることで対面サポートをおこなう格安SIMサービスもありますが、フルサポートを受けられないのがネックになります。
「携帯初心者なのでサポート面が充実していないと不安・・・」という人は、格安SIMで携帯電話を契約すると希望のサービスが受けられず、失敗してしまうケースも考えられます。
大手携帯3キャリアのメリットについて
ここからは格安SIMサービスと比較した際の大手携帯3キャリアのメリットについて解説していきます。
・回線速度が安定して速い
・サポートが充実している
これら3点は間違いなく格安SIMより優れています。
詳しくは下記にて記載する各項目毎にご確認ください。
キャリア決済が使える
当たり前ですが大手携帯3キャリアではキャリア決済を利用することができます。
「Amazon」や「楽天市場」など大手ネットショッピングサイトの他にもさまざまなインターネットサービスで決済可能。
またドコモのキャリア決済「d払い」は、アプリをインストールすることで実店舗でも利用することができます。
auかんたん決済は「au PAY」、ソフトバンクまとめて支払いは「PayPay」に対する残高チャージ方法としても選択することができるため、間接的に実店舗で利用することが可能になります。
このようにインターネットサービス、実店舗でも幅広く使える利便性こそ、大手携帯3キャリアの提供するキャリア決済のメリットといえます。
回線速度が安定して速い
大手携帯3キャリアは当然ながら自前でたくさんの施設を所有しています(MNO)。
そのため回線速度も常に安定する快適な通信環境が整っています。
混雑時はごく稀に通信速度が落ちることもありますが、それでも格安SIMサービスとは比較にならないほど高速で通信できます。
「通信速度の低下で悩みたくない・・・」、「安定した通信環境が欲しい・・・」という人は、大手携帯3キャリアで携帯電話を契約すべきだといえるでしょう。
サポートが充実している
大手携帯3キャリアはサポート面が非常に充実しています。
実店舗が全国に数多く展開されていることから対面サポートが受けやすいのも大きなメリット。
また契約時に初期設定などの作業も任せられるので、「面倒な作業はしたくない・・・」という携帯初心者にとっては安心です。
他にもクーポンプレゼントやポイント還元などさまざまなサービスをおこなっているので、上手く活用すればかなりお得な恩恵を受けることができます。
携帯電話を契約する前に確認するべき重要点
格安SIMサービスは大手携帯3キャリアより料金面で節約できるのが大きなメリットです。
ただし使い方次第で逆に月額料金が高くなってしまう可能性もあるので注意してください。
例えば1年目こそ大幅な割引を受けられますが、2年目からは月額料金が高くなるパターンも多いです。
また大容量のデータを利用する場合、大手携帯3キャリアと契約したほうが安く済むこともあります。
一概に「格安SIMサービスの方が安い!」と決めつけてはいけないということですね。
「月額料金が安いから格安SIMサービスを利用したい!」と考えるのはやめましょう。
まず格安SIMと大手携帯3キャリアのサービスを比較すること。
そしてキャリア決済の有無や通信速度からどのサービスがよいのかよく考え、自分に一番最適なサービスを選びましょう。
まとめ
今回はOCNモバイルONEでキャリア決済を使えるのか、また格安SIM全体のデメリットや大手携帯キャリアのメリットについて解説してきました。
携帯電話でキャリア決済を利用したいのならOCNモバイルONEは選択肢から外れます。
キャリア決済を主体に契約会社を選ぶのであれば、利用可能範囲が広く使いやすい大手携帯3キャリアがおすすめです。
また携帯電話を契約する前に、キャリア決済などのサービス面、月額料金や通信速度など、さまざまな視点から各サービスを比較し、自分自身に一番最適なサービスを提供している会社を選ぶようにしましょう。
- クイックチェンジ編集部
- クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。