auのオンライン専用料金プラン「 povo(ポヴォ)」。
従来のauの料金プランより月額料金が安く設定されていることで注目を集めています。
ただこのような心配をされている人が数多くいらっしゃるんですよね。
povoに料金プランを変更したいけどpovoは携帯キャリア決済現金化を利用できるの?
povoのauかんたん決済には何か特別な利用制限ってあるの?
こちらは弊社のお客様から実際にいただいた質問です。
UQモバイルのauかんたん決済に利用制限があるように、「povoのauかんたん決済にも何かしらの利用制限があるのではないか?」と不安に感じているんですね。
たしかに心配になる気持ちも十分理解できます。
そこで今回の記事では、povoから携帯キャリア決済現金化を利用できるのか徹底解説。
またpovoの概要やメリット・デメリットについても詳しく解説していきます。
こちらの記事をご覧いただければpovoのすべてをご理解いただけますよ。
povoから携帯キャリア決済現金化は利用できない
まず先に結論からお伝えしますが、povoから携帯キャリア決済現金化は利用できません。
auから携帯キャリア決済現金化を利用する場合、「au PAY マーケット」で指定商品(Appleギフトカード、Google Play ギフトコード)を購入する必要があるのですが、au PAY マーケットのQ&Aには次のように記載されています。
2021年11月より「iTunesコード」の名称が「Appleギフトカード」に変更となりました。
auからpovoに移行された場合、以下デジタルコードの購入ができなくなりますので、あらかじめご了承ください。
・App Store & iTunes ギフトカード
・Google Play ギフトコード
・データチャージカード
・プレイステーション ストアチケット
・ニンテンドープリペイド番号
こちらはau PAY マーケットのQ&Aを一部引用したものですが、povoのauかんたん決済では携帯キャリア決済現金化を利用するための指定商品が購入できないのです。
デジタルコードの購入に関していえば、povoのauかんたん決済はUQモバイルのauかんたん決済と同じ仕様だといえるでしょう。
auユーザー必見!「povo」を徹底解説
そもそもpovoとは一体どのような料金プランなのか?
またどのような仕組みになっているのか?
気になりますよね?
そこでここからは、povoの概要について詳しく解説していきます。
基礎知識!povo の特徴について
povoとはauが2021年3月23日より提供を開始したオンライン専用の料金プラン。
月額基本料金はデータ容量20GBで2,728円(税込)と非常にリーズナブルな点が特徴といえます。
また「かけ放題」や「データ使い放題」など、複数の「トッピング」をプラスすることで利便性が大幅に向上するんですよ。
こんなに安い!povoの料金プラン
povoの料金プランは次の通り。
月額基本料金 | 2,728円(税込) |
---|---|
データ容量 | 20GB |
5分以内通話かけ放題 | 550円(税込) |
通話かけ放題 | 1,650円(税込) |
データ使い放題24時間 | 220円(税込) |
データ追加(1GBごと) | 550円(税込) |
SMS送信 | 3.3円(税込)/1通※70文字以内 |
SMS受信 | 0円 |
契約事務手数料 | 0円 |
契約解除料 | 0円 |
auやUQモバイルからpovoへの移行手数料 | 0円 |
やはり月額基本料金2,728円(税込)は大きな魅力といえますね。
「通話かけ放題」を加えた場合でも、「2,728円+1,650円=4,378円(税込)」で利用可能。
ちなみにauの料金プランと比べてみるとその違いが明確にわかります。
詳しくはau公式サイト内にある「 スマートフォン料金プランシミュレーション」から確認してください。
従来のau料金プランよりpovoの料金プランの方がシンプルかつ割安である印象を受けますね。
povoの申込方法
次にpovoの申込方法を2パターンに分けて解説します。
povoはオンライン専用プランのためauショップでは申込手続きをおこなえないので注意してください。
auからpovoへの乗り換え手順
auからpovoに乗り換えする場合は本人確認書類不要です。
申込手順は次の通り。
- ステップ①:povoの公式サイトにアクセスしましょう。
- ステップ②:「お申し込み」をタップしてください。
- ステップ③:「au ID」と「パスワード」を入力してログインします。
- ステップ④:必要事項(名前や住所など)を入力してください。
- ステップ⑤:契約内容や同意事項を確認しましょう。このとき必ず最後まで目を通してください。
- ステップ⑥:これらのステップでpovoの申込手続きは完了です。
他社からpovoへの乗り換え(または新規契約)手順
他社からpovoへの乗り換え(または新規契約)手順は次の通り。
- ステップ①:povoの公式サイトにアクセスし、「お申し込み」をタップします。
- ステップ②:必要事項(名前や住所など)を入力後、契約内容や同意事項を確認してください。このとき契約内容や同意事項には必ず最後まで目を通すよう心掛けましょう。
- ステップ③:「eKYC」を使用した本人確認をおこなえば申込手続きは完了です。
- ステップ④:数日後、au ICカード(SIMカード)が登録した住所宛に届くので電話回線を切り替えます。電源をOFFにしたスマホにau ICカード(SIMカード)を挿し替えましょう。
- ステップ⑤:au ICカード(SIMカード)を挿し替えたら「111」(発信用のテスト番号/通話料無料)に電話してください。
- ステップ⑥:これらの手順でpovoの開通手続きはすべて完了。正式にpovoを利用できます。
ただし他社からpovoへの乗り換え(または新規契約)する場合、次の2点を用意する必要があります。
- 本人確認書類
- クレジットカード
それぞれ詳しく見ていきましょう。
本人確認書類
povoの申込時に本人確認書類として有効なものは次の4種類。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 在留カード
スマホのカメラで撮影した本人確認書類の画像ファイルを準備しておきましょう。
基本は表面のみですが、住所変更などがあった場合、裏面の画像も撮影する必要があります。
クレジットカード
povoの料金の支払いはすべてクレジットカードです。
- VISA
- Master Card
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
上記の「国際ブランド(国内ブランドではありません)」のクレジットカードであることが条件となります。
povoの「トッピング」について
povoは基本プランに以下の「トッピング」をプラスすることで、より一層使い勝手がよくなるんですよ。
- 5分以内通話かけ放題
- 通話かけ放題
- データ使い放題24時間
- データ追加(1GBごと)
5分以内通話かけ放題
5分以内の国内通話であれば何度でも「かけ放題」になります。
月額料金は550円(税込)。
短時間の通話回数が多い人に向いているトッピングですね。
通話かけ放題
国内通話に限り月間で何時間でも「かけ放題」になるトッピングです。
月額料金は1,650円(税込)。
特定の相手とじっくり話したい、特にビジネスシーンで活躍するトッピングのため、勤め人なら検討する価値ありです。
データ使い放題24時間
指定した時間から24時間以内であれば、データ残量を気にすることなく「使い放題」となるトッピングです。
ただし24時間ごとに220円(税込)の料金が発生することを覚えておきましょう。
データ追加(1GBごと)
povoの基本データ容量20GBを使い切った際に利用できるトッピングです。
1GB追加するごとにかかる料金は550円(税込)。
といっても基本データ容量が20GBもあるので、滅多なことでは追加する必要はないはずです。
povoのメリット・デメリットについて
これまでの説明でpovoの概要は理解できましたよね?
では次にpovoのメリット、デメリットについて見ていきます。
povoのメリット
povoに乗り換えることで得られるメリットは次の5つ。
基本プランの月額料金が2,728円(税込)
povoの月額基本料金は2,728円(税込)。
各携帯電話会社の一般的な料金プランでは、割引が適用されない場合、8,000円以上もの料金を支払うケースが大半かと思われます。
ですがpovoに乗り換えた時点から月間3,000円~5,000円ほど固定費が節約できるのは大きなメリットといえるでしょう。
年間36,000円~60,000円を他に使うことができますからね。
トッピングを活用すれば利便性が向上する
povoはトッピングを活用することで利便性が大きく向上します。
「通話かけ放題」や「5分以内通話かけ放題」をトッピングすることで、月々の通話料金を割安にすることだって可能なんです。
月間のデータ容量が20GBと大容量
povoのデータ容量は20GBと大容量である点もメリットに含まれるでしょう。
ちなみに20GBとは、Youtubeの高画質(HD高画質720Pで、1分あたり12MBとして計算)が約30時間視聴できるデータ容量です。
au公式サイト:【データチャージ】データチャージ容量1GBの目安を知りたい
通信回線が安定し速度も速い
povoはau回線がそのまま使えるため、通信速度、通信環境も従来の環境とほとんど変わりません。
混雑しやすいお昼や夕方の時間帯であっても、ストレスを感じることなく接続できるのは嬉しいメリットといえます。
手数料や違約金が一切かからない
povoに乗り換える際、MNP転入手数料や事務手数料は一切発生しません。
解約する場合でも契約解除料(解約違約金)は0円。
そのためお試しで1ヶ月ほどpovoを利用するなんてこともできるようになっています。
povoのデメリット
次にpovoのデメリットを5つ紹介します。
店舗対応不可!サポートはオンラインのみ
povoの契約やサポートはオンラインのみでの受付です。
この影響により対面でのサポートを求めている人にとっては使いにくいと感じてしまうかもしれません。
キャリアメールが使えない
povoに乗り換えた時点で「@ezweb.ne.jp」や「@au.com」といったキャリアメールが使用できなくなります。
公共料金の支払いなどにキャリアメールを設定している場合には変更手続きが必須です。
auかんたん決済に利用制限がある
povoから利用できる「auかんたん決済」には利用制限があります。
はじめの項目でも触れましたが、au PAY マーケットでデジタルコードが購入できない点ですね。
普段auかんたん決済でデジタルコードを購入しない人にとってはそこまで気にする必要はありませんが、携帯キャリア決済現金化を目的としている人にとっては最大のデメリットといえます。
20歳未満、法人は契約できない
povoは20歳未満の人は契約できません。
また株式会社などの法人も契約対象外となっています。
povoはあくまで20歳以上の個人を対象とした料金プランであることを覚えておきましょう。
家族割引、auスマートバリュー割引には非対応
povoは「家族割引」や「auスマートバリュー割引」には対応していません。
だからこそ月額2,728円(税込)といったシンプルな料金プランを提供できるのだともいえます。
そもそも月額2,728円(税込)からさらに割引までおこなえば完全に赤字ですからね。
この点は仕方ないと割り切るしかないでしょう。
povoで気をつけるべき2つの注意点
さきほどはpovoのメリット・デメリットについて解説しましたが、それとは別にpovoに乗り換えする際に気をつけるべき注意点として以下の2つが挙げられます。
- auの契約期間が引き継げない
- トッピング次第で月額料金が割高になる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
auの契約期間が引き継げない
povoはauとは別ブランドのため、auで積み重ねた契約期間は一旦リセットされます。
そのため2年契約などが条件となる割引特典も適用されません。
auからUQモバイルに変更するような感覚で考えてください。
ちなみにauかんたん決済の限度額も一番低い金額にリセットされます。
トッピング次第で月額料金が割高になる
povoの月額基本料金は2,728円(税込)ですが、トッピングによっては割高になることも考えられます。
例えば「通話かけ放題」と「10GBのデータ追加」をトッピングした場合、「2,728円+1,650円+5,500円=9,878円(税込)」。
これだけ高くなってしまうのなら従来のauプランを契約した方がいいですよね?
外出時に「au Wi-Fiアクセス」を利用するなど、ある一定の工夫を各自でおこなうことが求められます。
現金化目的ならpovoは絶対に契約してはいけない
povoは携帯電話料金の節約に繋がる料金プランであることは間違いありません。
ですが現金化目的で考えるなら契約すべきではない料金プランでもあります。
なぜならau PAY マーケットでデジタルコードを購入できないから。
毎月の携帯電話料金を節約できるといっても、auかんたん決済を現金化できないならpovoに料金プランを変更する意味はありません。
この点を理解せずにpovoを契約してしまうとあとから絶対に後悔します。
実際、従来のauからUQモバイルに変更した人で現金化できないと知ったとき、必ずといっていいほど後悔してますからね。
携帯キャリア決済現金化を利用したいと考える人は、povoの料金プランを契約してはいけません。
最後に
如何でしたでしょうか?
今回はauの新料金プランpovoについて以下の点を詳しく解説してきました。
- povoで携帯キャリア決済現金化は利用できるのか?
- povoのキャリア決済事情について
- auの新料金プラン「povo」の概要
- povoのメリット・デメリット
毎月の携帯電話料金が安くなる上に、トッピングで利便性を向上させることができる点は非常に魅力を感じます。
ただキャリア決済に関しては使いにくさが目立ってしまうのが正直な感想ですね。
単純な買い物代金の支払い、アプリ課金でしかauかんたん決済を使わないなら特に問題ありませんが、この記事を見ている人の多くは現金化希望者。
au PAY マーケットでデジタルコードを購入することができない以上、現金化ユーザーにとってpovoは意味をなさない料金プランです。
単純に安さだけを追い求めてしまうと後悔することにもなり兼ねませんので注意してください。
もう一度お伝えしますが、携帯キャリア決済現金化を利用したいならpovoの料金プランを契約してはいけませんよ。
- クイックチェンジ編集部
- クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。