キャリア決済の現金化ってどういうこと?
携帯電話料金を現金化できるってこと?
キャリア決済と携帯電話料金の違いってなに?
このような疑問をお持ちではないですか?
キャリア決済現金化とは、「どうしてもお金が今すぐ必要!」というとき、携帯電話に備わっているキャリア決済サービスを利用して一時的に現金を手にする方法のことです。
そのためクレジットカードのショッピング枠が埋まっていてもう使えない、消費者金融からお金を借りたくないという人にオススメの手段。
ただキャリア決済の認知度が低いことから、キャリア決済と携帯電話料金を一緒に考える人もいます。
ここで注意してください。
キャリア決済現金化は携帯電話料金を現金化することではありません。
そもそもキャリア決済と携帯電話料金は別物です。
そこで今回の記事では、キャリア決済と携帯電話料金の違いについて解説する他に、キャリア決済現金化の仕組みを分かりやすく説明していきます。
キャリア決済と携帯電話料金は根本的に違うもの
まず「キャリア決済」と「携帯電話料金」の違いについて解説します。
オンラインショッピングの利用料
携帯電話の通信料
キャリア決済と携帯電話料金は全く異なるものです。
キャリア決済とは、ドコモ・au・ソフトバンクなどの携帯キャリアが提供している「d払い・ドコモ払い」、「auかんたん決済」、「ソフトバンクまとめて支払い」といった決済サービスを指します。
そしてキャリア決済は、App Store、Apple Music、iTunes Store、Google Playなどのスマートフォンやパソコンを使ったオンラインショッピングで利用でき、その支払いは翌月の携帯電話料金(通信料)とまとめて請求されます。
このように「携帯電話料金」と「オンラインショッピング」で利用する料金は異なるものなのです。
月々の携帯電話料金とキャリア決済をまとめることで「各キャリアのポイントの増加」、「支払いをまとめられる」、「クレジットカードを使わなくていい」など、ユーザーにとっても十分メリットがあります。
キャリア決済とクレジットカードは別物?
次にキャリア決済とクレジットカードの違いについて解説します。
オンラインショッピングの際にキャリア決済で支払う方法で、利用料は携帯会社から請求される
オンラインショッピングの際にクレジットカード決済で支払う方法で、利用料はクレジットカード会社から請求される
キャリア決済は、その月に購入したショッピングの利用代金が翌月の携帯電話料金と合算請求されるというものでした。
たしかにその月に利用したショッピング代金が翌月に請求されるという点ではクレジットカードも同様です。
そのためクレジットカードからの請求にしたいのか?もしくは携帯電話料金とまとめた請求にしたいのか?
この2通りの考えから使い分けできるので、その場面で都合のいい決済方法を選択するのも賢い使い方の一つ。
またキャリア決済の利用限度額はクレジットカードと比較すると少額に設定されていることや、上限枠を年齢ごとに設定することもできるため、「使いすぎ」に対して制限を設けて利用することもできます。
ただしキャリア決済とクレジットカード決済はまったくの別物。
ショッピング利用時には高額商品を購入することができなかったり、クレジットカードのように分割払いに対応していないため、キャリア決済はクレジットカードより不便な面があります。
そもそも携帯電話料金は現金化できません
キャリア決済現金化はキャリア決済で購入した商品を買取してもらうことで現金化する仕組みですが、携帯電話料金は通信料になるため現金化することはできません。
よく「携帯電話料金の現金化」というサービスを提供している会社がありますが、その仕組みもキャリア決済で商品を購入し、その商品を買取してもらうことで即時に現金化するというものです。
そしてキャリア決済で購入した商品代金は、翌月以降に携帯電話料金の支払いに合わせて合算請求されます。
携帯電話料金の現金化とはキャリア決済現金化サービスであると認識してください。
キャリア決済で利用した代金は翌月の携帯電話料金と合算払い
キャリア決済で利用した代金は翌月の携帯電話料金と合算請求。
これはキャリア決済の基本的な仕組みです。
そのためキャリア決済で利用した代金の請求日は携帯電話料金と同じ。
ただし携帯電話会社ごとの違いやご自身が利用しているプランによって請求日は異なるため、支払期日については各携帯電話会社の請求書に表示された日付を確認するようにしましょう。
特にソフトバンクはキャリア決済の支払いパターンが3つありますので気をつけてください。
キャリア決済で利用可能なサービス・利用限度額
携帯電話会社別にキャリア決済で利用できる一部のサービス、月々に利用できる限度額について紹介していきます。
またキャリア決済はスマホやタブレットでしか利用できませんので注意してください。
d払い・ドコモ払い
d払い・ドコモ払いが利用できるサービス
d払い・ドコモ払いで利用できるサービスは以下の通りです。
- 大手ショッピングサイト(楽天市場)
- オンラインストア(マツモトキヨシなど)
- オンラインフリマサービス(mercari、ラクマ)
- 生活、ファッションブランド(無印良品)
- その他、Peach、ディズニー
d払い・ドコモ払いの利用限度額
d払い・ドコモ払いの利用限度額は以下の通りです。
契約期間:3か月迄 | 契約期間:24か月迄 | 25か月以降 | |
---|---|---|---|
成人 | 10,000円/月 | 30,000円/月 | 100,000円/月 |
未成年 | 10,000円/月 | 10,000円/月 | 10,000円/月 |
auかんたん決済
auかんたん決済が利用できるサービス
auかんたん決済で利用できるサービスは以下の通りです。
- 大手ショッピングサイト(楽天市場、Amazonなど)
- 動画配信サイト(U-NEXTやニコニコ動画など)
- オンラインストア(マツモトキヨシなど)
- 電子マネーの残高チャージ(au PAYやLINE Payなど)
- その他、デリバリーサービス、ファッション通販サイト、ふるさと納税など
auかんたん決済はau IDをお持ちの「携帯電話サービス」、「インターネット回線サービス」、「Smart TV Box・ケーブルプラスSTB」などを契約している人が利用できます。
auかんたん決済の利用限度額
auかんたん決済の利用限度額は以下の通りです。
年齢 | 利用限度額 |
---|---|
~12歳 | ~1,500円 |
13~17歳 | ~10,000円 |
18~19歳 | ~20,000円 |
20歳以上 | ~100,000円 |
ソフトバンクまとめて支払い
ソフトバンクまとめて支払いが利用できるサービス
ソフトバンクまとめて支払いで利用できるサービスは以下の通りです。
- キャッシュレス決済サービス(PayPay)
- 大手ショッピングサイト(ヤフーショッピング)
- 動画配信サイト(Hulu)
- オンラインフリマサービス(mercari)
- その他、めちゃコミック、Youtube Premium
ソフトバンクまとめて支払いの利用限度額
ソフトバンクまとめて支払いの利用限度額は以下の通りです。
年齢 | 利用限度額 |
---|---|
満12歳未満 | 最大2,000円/月 |
満20歳未満 | 最大20,000円/月 |
満20歳以上 | 最大100,000円/月 |
商品を買って売る!これがキャリア決済現金化の基本パターン
キャリア決済現金化の基本的なパターンとしては、ドコモ・au・ソフトバンクの各種オンラインショップにてデジタルコードをキャリア決済で購入し、「キャリア決済現金化業者」に買取してもらう流れです。
- d払い・ドコモ払い
- auかんたん決済
- ソフトバンクまとめて支払い
それぞれのキャリア決済現金化手順について紹介していきます。
といっても基本的な手続きの流れはどれも同じ。
商品の購入先が異なるだけなので、大まかな流れは下記を参考にしてください。
キャリア決済現金化手順
キャリア決済の現金化手順は以下の通り。
ステップ1:キャリア決済現金化業者のホームページから申込手続きをおこなう
ステップ2:各携帯キャリアの公式オンラインショップにアクセス
ステップ3:指定されたデジタルコードをキャリア決済で購入
ステップ4:購入したデジタルコードを業者に買取してもらう
ステップ5:買取代金が入金されキャリア決済現金化が完了
デジタルコードはパソコンから購入することはできません。
携帯電話回線を使用したスマホ、iPhoneもしくはタブレット端末からご利用ください。
各携帯キャリア別の現金化手順については下記リンク先からご確認いただけます。
キャリア決済現金化は商品の買取サービスである
キャリア決済現金化は携帯電話料金とは全くの別物であり、「キャリア決済現金化=買取業者への商品売却」というところまでご理解いただけたと思います。
キャリア決済現金化で重要なのは以下の2つ。
- なるべく高い買取率の業者を利用する
- 土日も対応している業者を選ぶ
もっとも重要なのは、購入したデジタルコードをどの業者で買取してもらうか?になります。
なぜなら10,000円分のデジタルコードを買取率70%の業者で買取してもらった場合、7,000円を手にすることができますが、換金率65%であれば6,500円になり、500円も損してしまうからです。
キャリア決済現金化は買取率の高い業者を選ぶことが重要な金策術なので買取率を調べることは鉄則。
またキャリア決済現金化は買取してもらうだけで終わりではなく、期日までに手元に現金がある状態でゴールとなります。
そのため「24時間365日対応しているか?」、「現金の振込日はいつになるか?」、「何円から対応できるのか?」、「振込手数料は必要なのか?」などもキャリア決済現金化を利用する際には注意しなくてはいけません。
まとめ
今回の記事で紹介した内容は以下の通りです。
- キャリア決済現金化とは、各携帯電話会社の決済サービスを利用して商品を購入、業者に購入商品を買取してもらうことで一時的に現金を手にする方法である。
- キャリア決済で使った代金は翌月の携帯電話料金と合算して請求される。
- キャリア決済は商品、サービスでの決済であり、携帯電話料金とは全くの別物である。
- キャリア決済を現金化するならできるだけ買取率の高い業者を選ぶ。
キャリア決済現金化と携帯電話料金の違い、またキャリア決済現金化の仕組みについて紹介してきました。
キャリア決済現金化はスマホやiPhoneからいつでもどこでも手軽に手続きをおこなえるため、非常に便利な現金化手段ですが、頻繁に利用しすぎてしまうと翌月の支払い金額が大きく膨れ上がり、料金そのものを滞納してしまうケースが考えられます。
そうなってしまうと携帯電話会社からの信用にも傷がつきますので、支払いについては十分に注意して利用しましょう。
- クイックチェンジ編集部
- クイックチェンジ編集部は、キャリア決済現金化に関するさまざまな知識、携帯電話のお役立ち情報をいち早くお伝えするために日々活動しています。こちらの記事に対し、ご意見、ご要望など御座いましたらお問い合わせフォームより編集部までご連絡ください。お送り頂いた内容を確認した後、次回の更新時に反映させて頂きます。